ブラックムーンが勢いに乗る圭太に導かれ大外一気で快勝!…キャピタルS

ブラックムーン

11月26日(土)、5回東京7日目11RでキャピタルS(芝1600m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の3番人気・ブラックムーン(牡4、栗東・西浦厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:33.5(良)。

2着には3馬身差で10番人気・テイエムイナズマ(牡6、栗東・福島信厩舎)、3着にはアタマ差で8番人気・ブレイブスマッシュ(牡3、美浦・小笠厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたフルーキー(牡6、栗東・角居厩舎)は5着に敗れた。

各馬揃ったきれいなスタート。タガノエスプレッソ、タガノグランパと同じ勝負服が先行。外からはウインガニオンも行く。ケントオー、フルーキーは並んで先行集団を見る形。ダノンリバティはバラけた中団の後方、ブラックムーンは後ろから2頭目と控える。

淀みない流れで進み、直線に向く。ウインガニオンが一杯になり、間からダンツプリウスが進出するが、大外からマイネルラフレシア、テイエムイナズマ、ブラックムーンの3頭が伸びて来る。残り200mでブラックムーンが大外から前をまとめて捕えて先頭に立ち、追う後続は突き離される一方。最後は3馬身もの差をつけて悠々と先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったブラックムーンはこれがオープンクラスでの初勝利。前走の富士Sでは重賞初挑戦ながら0秒4差6着に入っていた。ここまで15戦のキャリアだが、全て1600~1800mで走っている。近走は33秒台の末脚をコンスタントに使っており、今後はその切れ味を生かしての重賞制覇に期待がかかる。なお、騎乗した戸崎圭太騎手はこれが今日の5勝目で、リーディングに向けて大きく弾みをつけた。
馬主はHimRockRacing、生産者は日高町のタバタファーム。馬名の意味由来は「黒い月」。

1着 ブラックムーン(戸崎圭騎手)
「先生から、ジックリ運んで直線で外に出してほしいと言われていました。乗りやすい馬ですし、ペースが流れて展開がハマッたことはありますが、素晴らしい切れ味でした。強かったです」

2着 テイエムイナズマ(古川騎手)
「ペースが流れてくれて、展開が向きましたね。手応えが良かったですし、早めにエンジンを吹かしていっても良いタイプなので積極的に乗りました。最後はもっと馬体を併せる形になっていれば、更に際どかったと思います」

3着 ブレイブスマッシュ(八月朔日助手)
「休み明けでしたが、良い競馬をしてくれたと思います。パワーアップしている感じがしましたし、次は更に良くなると思います」

4着 マイネルラフレシア(柴田大騎手)
「初めてのマイルで頑張って対応しようとしてくれましたが、1800くらいの走りと比べると少し忙しい感じがしました」

5着 フルーキー(吉田隼騎手)
「マイルの流れは少し忙しいと厩舎サイドから聞いていたので、流れに乗れるように出していきました。それは問題ありませんでしたが、後続に早めに来られて抵抗できませんでした。最後もバテてはいませんが、ジリジリになってしまいました」

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  • ブラックムーン
  • (牡4、栗東・西浦厩舎)
  • 父:アドマイヤムーン
  • 母:ロイヤルアタック
  • 母父:ジェネラス
  • 通算成績:15戦6勝

ブラックムーン
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