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今年もムーア&アルバート! 「この馬は重賞を勝ち続けることが出来る」
2016/12/3(土)
師走競馬の訪れを告げる名物マラソンレース。昨年5馬身差の圧勝劇を見せたアルバート(牡5、美浦・堀厩舎)が着差こそ小さくなったが、その着差以上に強い内容で連覇を達成した。
レースはウインインスパイアとタマモベストプレイが先導。マラソンレースらしく、前半はゆったりとした流れで進み、アルバートは中団のインでジッと構える。2周目の向こう正面でサイモントルナーレが動いた時もマイペース。抜群の手応えのまま馬群をうまく捌いて直線入口では早くも2番手に進出。直線では長距離重賞の常連ファタモルガーナの粘りにあったが、最後はグイッとひと伸び。着差はクビ差だったが、それ以上の力量差を感じる堂々の勝利だ。
「手応えが良かったですし、最後の4コーナーでは余裕で勝てるかと思いましたが、去年と比べて斤量を背負っていた分と2着馬が強かった分接戦になりました。前走のアルゼンチン共和国杯でも好走していますし、今日もG2を勝ったようにこの馬は重賞を勝ち続けることが出来ると思います。これからも頑張ってもらいたいです」とパートナーにエールを送ったライアン・ムーア騎手。今後も長距離重賞では目が離せない存在となるのは間違いない。
次の狙いはビッグタイトル。G1では過去2回、ともに掲示板を外しているが、勝ち馬との差は昨年の有馬記念が0.6秒、今春の天皇賞が0.5秒とわずか。充実期を迎えた今ならタイトル奪取の可能性も大いにありそうだ。
人気若手俳優の本郷奏多さんがプレゼンターを務めた
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