トピックスTopics
低評価を覆す圧巻の末脚ライジングリーズン「調子がぐっと上がっていました」
2017/1/8(日)
一線級の参戦が少ないためか、過去10年、3連単の配当は全て万馬券で、2011年を除けば5万円以上。50万円超えが2回に48万円もあって、荒れるレースとして知られるフェアリーSだが、今年は10番人気のライジングリーズン(牝3、美浦・奥村豊厩舎)が不利といわれる中山マイルの外枠を克服して快勝。3連単は27万5620円の高配当となって波乱の歴史に名を残した。
レースはツヅクが速いラップを刻んで後続を3馬身ほど離しての逃げを打ち、人気のアエロリットは番手で追走。隊列は徐々に縦長となり、ライジングリーズンはポジションを下げてしまうが、慌てずにマイペースを貫く。残り600mを過ぎ、前が苦しくなってくると馬場の外めからスーッと前へ進出。直線に入り馬場の真ん中を一気に突き抜け、10番人気の馬とは思えない堂々のレース運びで重賞タイトルを射止めた。
手綱をとった丸田恭介騎手も開口一番に「強かったです」とひと言。「中間の調整がうまくいき、これまでで一番、強い負荷をかけられました。調子がぐっと上がっていましたよ。精神的な部分でも、落ち着きを保っていましたしね。外枠でしたので、自分のリズムで運ぶように心がけましたが、中山コースの走りはスムーズ。終いでいい脚を使えました。広い馬場でも対応できるようにしたいですね」と会心の騎乗に胸を張った。
近親に交流G1・南部杯を3連覇するなど、ダートで息長く走ったブルーコンコルドがいて、ダートでの活躍馬が多い母系だが、この馬は芝で3戦2勝。今後は高速馬場や丸田騎手も話した広い馬場への対応、更なる相手強化などの課題が残るも、勝負どころで一気に上がってくる機動力はなかなかのもの。試金石となる次走の走りは大いに注目される。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/12/3(水) 【チャンピオンズC】状態好調のシックスペンス、ダート2戦目で狙うは念願のG1V!
- 2025/12/3(水) 【チャンピオンズC】ウィルソンテソーロが3度目の正直でタイトル獲りへ!
- 2025/12/1(月) 【2歳馬情報】英G1を制したディアドラの全妹など、良血馬たちがデビュー!
- 2025/11/30(日) 【京阪杯】ペースも味方に差し切り勝利!エーティーマクフィが重賞初V!
- 2025/11/30(日) 【ジャパンC】驚異のレコード!フランスのカランダガンが激戦を制す
- 2025/11/30(日) 【チャンピオンズC】出走馬格付けバトル!激戦必至の中で勝ち名乗りを挙げるのは!?
- 2025/11/30(日) 【ジャパンカップ】19年ぶりの欧州年度代表馬の参戦!カランダガンは歴史を変えるのか?
- 2025/11/29(土) 【京都2歳S】ゴール寸前で差し切る!ジャスティンビスタが重賞初制覇






