トピックスTopics
インから鮮やかに突き抜けたタンタアレグリア「思い描いた理想の競馬ができた」
2017/1/22(日)
年明けの京都金杯、先週の日経新春杯、そして、このレースの直前に行われた東海Sで明け4歳馬が勝利。1番人気には4歳馬のゼーヴィントが支持されたアメリカJCCだが、その勢いにストップをかけたのは昨年春の天皇賞4着以来となる復帰戦だった5歳のタンタアレグリア(牡5、美浦・国枝厩舎)。菊花賞でも4着に入った実力馬が嬉しい重賞初勝利を飾った。
道中は最内をピッタリとロスなく追走。3コーナーの勝負どころではスルスルと先行2着の直後までポジションを上げ、直線に入ると一杯になったクリールカイザーを交わして再びラチ沿いを一直線。ゼーヴィントとミライヘノツバサの4歳馬2頭が激しく叩き合う間隙を突いて先頭に立ちそのままゴールへ飛び込んだ。
まさにベテランらしい巧みなコース取り。鮮やかなファインプレーに「内がずっと開いていて、こうなったらいいと思い描いた理想の競馬ができた。気持ち良く走れ、手応えも十分。よく伸びてくれたよ」と蛯名正義騎手の顔も自然とほころぶ。
3歳春の青葉賞で2着に入り、ダービーも0.8秒差の7着と善戦。その後も長距離戦線で堅実な走りを見せ、タイトル獲得も時間の問題と思われていた実力馬が、8カ月の休養を経てようやくそのタイトルに辿り着いた。暮れの有馬記念以降、4歳馬の活躍が目立ってはいるが、5歳世代も年度代表馬のキタサンブラックを筆頭にリアルスティール、サトノクラウン、アポロケンタッキーら実力馬が多い。春の盾路線へ楽しみな逸材が帰ってきた。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/11/14(木) 今週は東京で勝ちたいです【柴田大知コラム】
- 2024/11/15(金) 【マイルCS】エリ女12人気2着ラヴェル推奨!春G1も6戦続けて本命好走の「二刀流予想」は必見
- 2024/11/14(木) 【マイルCS】重賞最強データ!先週12人気2着ヒットの予想法から浮上する激走候補
- 2024/11/13(水) 【マイルCS】大器ブレイディヴェーグが2つ目のG1タイトル奪取に挑む!
- 2024/11/13(水) 【マイルCS】一発の可能性あり!指揮官が語るフィアスプライドの現状
- 2024/11/7(木) 【デルマーの今】後記 リメイクの挑戦を振り返って
- 2024/11/10(日) 【福島記念】諦めなければ夢は叶う!アラタがみちのくの地で重賞初制覇!
- 2024/11/10(日) 【エリザベス女王杯】バラの花は何度でも咲く!スタニングローズが復活のV!