【阪神大賞典】真価問われるトーセンバジル&レーヴミストラル

トーセンバジル

15日、阪神大賞典(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

昨年は3連勝した後にジャパンCに挑戦したトーセンバジル(牡5、栗東・藤原英厩舎)は中長距離路線に狙いを定めている。CWコースで四位騎手を背に500万下の古馬フォンスと併せて6F82.6-65.4-50.4-36.7-11.9秒をマーク。大きく離れて追走しながら馬なりのまま楽々先着と好調でレースに臨めそうだ。

昨年の神戸新聞杯以来のコンビを組む四位洋文騎手は、2週続けて追い切りに跨り「日曜にもしっかりと追っていると聞いていました。今朝はそんなには攻めていませんが、動き、反応は良かったよ」と好感触を掴んでいる。

昨年は夏の中京500万下(2200m)→新潟1000万下(2200m)→東京1600万下(2400m)で上がり最速の末脚を使って3連勝と本格化。若駒の頃から目立っていた末脚に安定感が備わってきた。引き続き一線級のメンバーを相手にどこまで通用するのか見ものだ。

昨年の日経新春杯を勝利した後は2桁着順が続いているレーヴミストラル(牡5、栗東・高野厩舎)。復活に向けてCWコースで助手を背に6F81.0-65.2-50.5-37.1-11.9秒をマーク。

管理する高野友和調教師は「昨日(火曜)に馬体を触った感じで「ひと皮絞ったほうがいい」と感じたので、今週もCWで長めから追い切りました。馬はいいコンディションに仕上がっています」と3週連続でCWの長めを選択。約8ヶ月ぶりだった前走は、16キロ増の506キロとキャリアで最も馬体重が重たい状態だっただけに絞り込みを図った。

後方からの直線勝負に懸けるタイプだけに「少頭数の3000mならうまくリカバーしながら乗れると思います」と分析。距離ロスも少なく、捌きやすい頭数で復活へのキッカケを掴みたいところだ。

レーヴミストラル