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クラシックへ新星誕生!松岡ウインブライト「初めて乗った時から期待していた」
2017/3/19(日)
5番人気のウインブライト(牡3、美浦・畠山吉厩舎)が2連勝。重賞初制覇を飾るとともに、クラシックへ名乗りを挙げた。
3戦続けて中山コースでのレースとなったが、これまでキャリア5戦中4度、手綱をとった鞍上は後方からの競馬を選択。3角から徐々にマクって行くと、4角では大外に進路を選択。強気の競馬通り、直線半ばで先頭に躍り出ると、最後までしぶとく後続の追撃を振り切った。
「ソラを使う馬で最後までしっかり追いました。折り合いをつけて、終いをしっかり伸ばすことをずっと課題としていますが、まだ、競馬の形が固まりきっていないだけに、周りを気にするよりも自分の競馬に徹しましたよ」とは松岡正海騎手。
前走の若竹賞に続く差し切り勝ち。相手関係も一気に強化され、5番人気に甘んじたが、主戦の口ぶりからはパートナーへの信頼のほどが窺える。それも、現役の全姉で阪神ジュベナイルFでも2着に好走したウインファビラスの全14戦で鞍上を務めていることも大きいのだろう。自身にとってはゆかりの血統馬であり、血統背景からもその資質の高さを感じていたようだ。
「初めて乗った時から期待はしていましたし、新馬戦だって、楽勝できるのかと思っていたのですが、成長に時間がかかり、(クラブの)会員の皆様にもご迷惑をかけ申し訳ありません。本番も頑張ります」とコメント。その表情は現状に満足することなく、次戦を意識した様子だった。
これで皐月賞トライアルも終えた3歳牡馬路線だが、この日は2歳王者が敗れたばかりでなく、ホープフルS勝ち馬が本番に直行するなど、その様相は予断を許さない。着実にキャリアを積み重ね、コンビの結束力を高めてきた人馬がG1でも躍動するのか。挑戦はまだまだ始まったばかりだ。
「ソラを使うところがあるので、調教の時から矯正してきました。精神的にもまだまだなところがありましたからね。先頭に立ってからジョッキーも後ろが気になったんじゃないかな。後ろの方で上手く折り合ってくれましたし、今後も対戦しそうなメンバー相手に頑張ってくれましたよ。ひと夏を越えて、成長してくれて、使う度に体重も増えてきましたね。今回は牧場から戻った時点で身体が幾らか少ない感じでしたし、減ってはいましたが、入れ込んだりはしていなかったです。
ジョッキーはデビュー前から牧場で乗っていました。姉が頑張ってクラシックに進んでくれたから、楽しみにしていたようです。精神面含め、姉とは違く、弟の方が勝ち上がりが遅れました。乗っていても姉の方が同じ時期で比べるとしっかりしていましたし、芯が入るのはまだ先かと思います。そう考えると、どれだけ強くなるのかと楽しみですね。
攻め馬でも動いてましたし、体の割に新馬戦も勝ってくれるかなとは思ってたのですが、勝つまでに時間かかりました。それもあり、オーナーサイドと話をして、成長を促すために北海道で夏過ごしたのです。『以前よりは少しずつ芯が入ってきている』とジョッキーも感じているようです。1戦ごとにしっかりしてきましたし、姉とは違い1ハロン延長は問題ないと思います。今日は最高の結果になりました」
19日終了時点で今年は12勝 昨年を上回るペースで勝ち星を挙げている松岡騎手
畠山吉調教師は2013年のNHKマイルC以来となる重賞制覇
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