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遅れてきたヒロイン!ファンディーナ岩田「期待通りに成長してくれた」
2017/3/20(月)
圧倒的1番人気のファンディーナ(牝3、栗東・高野厩舎)が4角早め先頭に立ち、ほぼ馬なりのまま5馬身差の圧勝劇。3連勝で重賞初制覇を掴み取った。
8枠12番に入ったファンディーナは五分のスタートを切ると、馬なりのままダッシュ良く先頭集団に付け番手の外で1コーナーをターン。2コーナーで単独の2番手になると内ラチ沿いをキープして、レースの流れに乗る。ハナを行くドロウアカードの鞍上武豊騎手が刻んだ1000mのタイムは1分01秒0。平均的ラップを刻みながら3コーナーへ入る。
「早め先頭でしたが、完歩が他の馬と違うので、無理なくレースを進めました」とレース後に岩田康誠騎手が話したように、手綱は持った状態のまま4コーナー手前で並ぶ間もなく先頭に立つと、あとは完全な横綱相撲。200m辺りで、鞍上の岩田騎手はビジョンを確認しながら後続との差を確認。終始強いアクションをすることなく5馬身の差を付けて快勝した。
レース後、「思った以上の走りでした。期待通りに成長してくれて、次に向けて期待が高まるレースでした」と賛辞を送ると、「レースでは言うことを聞いてくれますし、距離の対応は可能でしょう。チャンスがある馬に乗せて頂いているので、頑張りたいです」と岩田騎手はまだまだ伸びしろを感じている様子。
今回が初重賞、初輸送、初スタンド前発走など初物尽くしに対して、管理する高野友和調教師は、「輸送など何もかも未体験でしたが結果を出してくれました。色々な経験を出来てよかったと思います。思ったよりも輸送はクリアしてくれて、テンションやカイバ食いはよかったです。一番の収穫かなと思います」と確かな手応えを掴んだ様子。
終始引き締め直した表情で、「まずは、今晩栗東に戻って、脚元や馬の状態をみて、今後は状況を確認してからですね。オーナーの考えもありますし、状態を伝えた上で決めたいと思います」と今後に関しては明言せず、またしっかり馬と向き合う構えを見せた。
今回で3戦目のファンディーナは1月22日の年明けデビュー。その経緯は、「本当は11月後半くらいにデビューを予定していたのですが、大型馬ですし、軽いアクシデントもあったので、年明けデビューになりました」と500キロを超す大型馬ということも相まって、じっくりと成長を促してレースを迎えた。
半兄ナムラシングンは皐月賞に出走。すでに3勝を上げており、今後重賞での活躍にも期待がかかる。「上の仔同様に、いい形でいい成長をしてくれています」と過程に満足しつつも「とてもクレバーで、まだ幼い頃から見てきたのですが、その頃から違うものを持っているな」と、期待がようやく実現した形。それでも師は「何よりも無事に走らせる事が先決で、遅れはしましたが、馬の能力に助けられている状況です」と謙虚な姿勢で語る。
こうなると、大舞台を期待したいのがファンの心理。まだまだ目標に関しては未定と話すが、これからの課題も冷静に見つめる。「装鞍所では大人しいのですが、ゲートまでが少しチャカつくところがあります。イレ込むという程ではないのですが、その辺りが穏やかにのんびりしてくれればなと思います」
牝馬戦線に新たなヒロイン候補が現れた。今後どのような路線を歩み、競馬を盛り上げてくれるか、楽しみな1頭であることは間違いない。
▲5馬身差の圧勝で重賞初制覇を飾ったファンディーナ
▲岩田康誠騎手のフラワーC制覇は阪神で行われた11年以来となる2勝目
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