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【高松宮記念】初の電撃戦に臨むフィエロ「うまく対応してくれると思います」
2017/3/21(火)

高松宮記念(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。
●前走、京都金杯3着のフィエロ(牡8、栗東・藤原英厩舎)は16日、内田博幸騎手を背に坂路で単走追い。前半から積極的にピッチを上げ、さすがにラスト1Fは13.0秒と時計を要したが、トータルでは4F49.2-36.3-24.7-13.0秒の一番時計。8歳にして自己ベストを2秒以上更新する好タイムを叩き出した。
手綱をとった内田騎手は「52秒台の指示だったんだけどね。これでも無理をさせてるわけじゃないし、そんなに速くは感じなかった」とベテランらしく落ち着いた表情。「1200mは初めてになるけど、スピードはある馬。うまく対応してくれると思います」と確かな手応えを口にした。重賞未勝利のまま迎えた8歳の春。年齢は重ねたが、レースキャリアは24戦と少なく、攻めの動きからも衰えは微塵も感じられない。過去にはキンシャサノキセキが8歳でこのレースを制しており、ここで悲願成就となるか注目される。
●前走、シルクロードS6着のソルヴェイグ(牝4、栗東・鮫島厩舎)は15日、田辺裕信騎手が手綱をとって坂路へ。単走で徐々にペースを上げ、終い鞍上がゴーサインを出すと最後まで脚色が衰えることなく4F52.3-37.0-24.4-12.7秒で登坂。攻め駆けしないこの馬としては上々の動きだ。
田辺騎手も「少し馬体に余裕を感じましたが、今回、強い負荷をかけたことでレースまでに良くなってくると思います。スプリンターズSの時に跨った時のイメージが良かったし、いい意味で変化がなかったのはよかったです」とパートナーに信頼を寄せる。昨年はフィリーズR、函館スプリントSと重賞を2勝。スプリンターズSではレッドファルクスと同タイムの3着に入り地力は上位の存在。逆転の可能性も十分あるだろう。

●前走、阪急杯2着のヒルノデイバロー(牡6、栗東・昆厩舎)は15日、坂路で四位洋文騎手を背に終い強めに追われて4F52.9-38.0-24.5-12.4秒をマーク。キビキビとしたフットワークが目を引いた。
賞金面で出走が危ぶまれたが、前走の2着が利いて晴れて2年連続のゲートイン。昆貢調教師は「やればいくらでも時計は出せるが、もうそこまで必要もないからね。レース後も順調にきてるのが一番でしょう。差す競馬が板について、前走で賞金も加算できた。いい状態でレースに臨みたい」とトーンも高い。暮れの休養明けから一戦毎に着順を上げており、12着だった昨年とは違う競馬を見せてくれるはずだ。

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