【大阪杯】マカヒキと再コンビ組むルメール「2000mで丁度いい」

マカヒキ

29日、大阪杯(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前哨戦の京都記念では3着と不本意な結果に終わってしまったマカヒキ(牡4、栗東・友道厩舎)。そこからの巻き返し、2つ目のG1タイトル奪取を目指すべく、最終追い切りでは再コンビを組むC.ルメール騎手を背に坂路で4F51.6-37.5-24.6-12.3秒をマーク。1000万下ジュンスパーヒカルとの併せ馬で、5馬身ほどの追走から馬なりのまま、一杯に追われる僚馬を楽々と交わして先着した。

凱旋門賞以来の騎乗となるルメール騎手がどのような感触を掴んだのか、初めての阪神コースや久々の2000m戦についてどう思っているのか確認しておきたい。


追い切り後、C.ルメール騎手の一問一答は以下の通り。

●今回は2000mで丁度いいと思います

-:今日の追い切りはどうでしたか?

C.ルメール騎手:丁度いい追い切りでした。息やバランス、状態を観察しました。どれも良かったので嬉しいです。マカヒキに乗るのは久しぶりですが、とても嬉しいです。

-:凱旋門賞から久しぶりの騎乗ですが、成長はありましたか?

ル:特に変わっていないですね。同じ馬です。凄く乗りやすく、いつも頑張ってくれます。今日は反応がとても良かったですから、状態もとてもいいと思います。休み明けの前走からコンディションが良くなっているかも。

-:改めて凱旋門賞はどう振り返りますか?

ル:良くなかった。スタート前から馬のテンションが高かった。レース中もあまり息が入らなかったからすぐに止まってしまった。残念だった。今年は前哨戦を走りましたから大阪杯で自信があります。

-:そのテンションは落ち着いてきましたか?

ル:分からない(笑)。

マカヒキ

-:今回の阪神2000mという舞台はいいですか?

ル:はい。この間は休み明けの2200mではちょっと長かったですけど、今回は2000mで丁度いいと思います。

-:ライバルはいっぱいいますけれど、どうですか?

ル:今年のメンバーは強いね。キタサンブラック、アンビシャス、サトノクラウン。G1ですからもちろん強い馬がいます。でも、マカヒキもダービー馬ですから能力はある。心配していません。勝てる自信があります。

-:ポジションはどの辺りがいいですか?

ル:スタートやペースによりますが、今回は逃げ馬がキタサンブラック以外にもいますから、いいペースになるかもしれない。真ん中くらいで、キタサンブラックをマークして運びたいです。一番大切なのはリラックスして走れること。そして最後の3ハロンで動き出したいですね。

-:ダービー馬に輝きを取り戻して欲しい、頑張って欲しいと思っているファンも多いと思います。最後にメッセージをお願いします。

ル:今年は大阪杯がG1になりました。今年のメンバーはとても強いです。キタサンブラックもマカヒキもいます。いい競馬になると思います。マカヒキにも大きなチャンスがあるから応援してください。