【桜花賞】桜花賞6勝目を狙うリスグラシュー武豊「本当にいい馬だなと思います」

リスグラシュー

5日、桜花賞(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、チューリップ賞3着のリスグラシュー(牝3、栗東・矢作厩舎)は、坂井瑠星騎手(レースでは武豊騎手が騎乗予定)を背に坂路で終い重点の最終調整。矢作芳人調教師も「指示通り、いい調教が出来た」と合格点を出す4F55.1-39.0-24.6-11.8秒をマークした。

先週は武豊騎手を背に自己ベストに0.2秒と迫る4F50.8秒をマーク。これまでの先を見据えた仕上げから、桜花賞本番へ向けてしっかりとギアを上げてきた。粒揃いといわれる3歳牝馬クラシック戦線においても、瞬発力はトップクラス。先週、キタサンブラックで大阪杯7勝目を挙げた鞍上が、今度は桜花賞6勝目を獲りに行く。


追い切り後、武豊騎手の一問一答は以下の通り。

●前走3着も「改めていい馬」

-:今週迎える桜花賞。リスグラシューで臨みますが、前走のチューリップ賞は2戦ぶりにコンビを組んで3着でしたが、いかがでしたか?

武豊騎手:久しぶりに乗せていただいたのですが、少し結果は残念でしたけど、やはりいい馬だなと改めて思いましたし、今回の桜花賞へ向けて上積みがあれば十分チャンスがあるなという内容でした。

-:武豊ジョッキーからご覧になって、前回コンビを組んだアルテミスSも本当に強い競馬でしたが、リスグラシューの魅力、強味はどんなところに感じていらっしゃるでしょうか?

武:体は小さいのですが、走る能力があるというか、凄くいい脚力を持っていますし、本当にいい馬だなと思いますね。

-:先週、1週前追い切りで騎乗されましたが、その手応えはいかがでしたか?

武:非常にいい動きでしたし、タイムも速かったですね。

●2週連続G1Vへ上々の手応え

-:今年の3歳牝馬は粒揃い、ハイレベルとうかがいますが、武豊ジョッキーからご覧になって牝馬戦線はいかがですか?

武:この世代の牝馬は強い馬がたくさんいるなと思います。

-:1番の強敵となりそうなソウルスターリングは1番人気も予想されていますが、そのあたりというのは?

武:当然、そう思いますし、ここ2戦一緒に走って完敗していますから、逆転するのは大変だと思いますけども、可能性はあると思っています。

-:武豊ジョッキー自身、先週の大阪杯、キタサンブラックで見事な勝利を挙げて勢いもあると思いますが?

武:どうですかね(笑)。今年のクラシックが始まるので気分的にはワクワクしています。

-:桜花賞というと、1年で最も華やかなレースといわれています。リスグラシューにファンの方も期待していると思います。最後にメッセージをお願いします。

武:2歳の時に乗せていただいて、非常に可能性を感じていた馬なので、一緒に桜花賞に挑めるというのは嬉しく思いますし、チャンスがあると思いますので、いいレースがしたいですね。