寒桜賞など/平林雅芳の3歳戦(2/13)

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トピックス

土曜京都1R
3歳未勝利・牝
ダ1200m
勝ちタイム1.12.3

勝ち馬
エーシンリジル(牝3、栗東・野元厩舎)

前走2着馬が5頭も揃った牝馬限定戦。その混戦を抜け出したのはスタートから出ムチで積極策のエーシンリジル。4コーナー入り口ではもう先頭に並ぶかけるレースぶり。結局、2馬身もの差をつけての好時計で勝ち上がった。

逃げたのはプリティスター。前走同様に先手でのレースだ。
重馬場でのコンディションだけに、前半3ハロンが35.4は格別速いとは思えないが、2番手のエーシンリジルに早め早めのレースをされている分、息の入りづらい流れとなったようで、ゴール前の1ハロンで力尽きた感じだ。

2着にはハートフルボディ。枠順の分で外々を廻らざるを得ない感じだった。
特に最後の4コーナーでのコーナーリングが少し外へ流れ気味だったか。
直線で詰めて行ったが、勝ち馬に先に先にと前へ出られていて迫ることも出来ず、プリティスターを交わすのみ。

4着にはその後ろを追走していたタガノシビル。5着は前走ほど弾けなかったウォーターリズムと、前走2着馬が一応上位を占めた結果だった。

勝ったエーシンリジルの積極策だけが目立っていたレースであり、勝ち時計の1.12.3も秀逸なもの。
今日の内容からは昇級しても十分にやれそうな手応えを感じる。
そしてこのレースでの上位入線馬は実力が拮抗しており、次走は結果を出しそうな馬ばかりだった。


土曜京都2R
3歳未勝利
ダ1800m
勝ちタイム1.53.7

勝ち馬
マコトヴォイジャー(牡3、栗東・鮫島厩舎)

ブリンカー着用は3戦目となるマコトヴォイジャーだが、ダート戦では今回が初めて。道中は内々で辛抱させて追走から、4コーナーでは外へ出して上がって行き、いいタイミングで前を捕らえての勝利。

行ったウェイアヘッドの逃げはそう遅くないペース。1000メートルを1.03.3だから、最近では速い方だ。
その逃げを、2番手でチェンジストリームがガッチリとマーク。
その後ろに、メイショウエバモアに人気のウインシュヴァルツ、そしてマコトヴォイジャーが追走する流れであった。

直線で先行していた前の2頭を交わして先頭に立ったメイショウエバモア。
しかしそれを見る形で追走していたマコトヴォイジャーが、4コーナーで早めに外へ出してからの追い上げで、メイショウエバモアに並ぶと、最後はこの2頭でのマッチレースとなった。
最後のさいごに、外のマコトヴォイジャーの体が半馬身出た。

前2頭と同じ様な位置にいたウインシュヴァルツだが、終始手応えも余裕を持っていたのだが、4コーナーで前の馬を捌いて出て行く処で一瞬、踏み遅れた感じとなってしまった。
最後は5馬身も差があるのだから何とも言えないが、そこがポイントと言えばポイントか・・・。

最後の1ハロンが12.0と、かなりの切れが要求されるレースとなった様子だ。
メイショウエバモアも、あと少しの処での負けだけに悔しいものだろう。
勝ったマコトヴォイジャーは、先週の中京戦の芝からの連闘策が功を奏した様子。ダート2戦目での勝利となった・・。


土曜京都3R
3歳未勝利
ダ1400m
勝ちタイム1.26.0

勝ち馬
ビーチパーティー(牝3、栗東・加用厩舎)

白い帽子の2頭が並ぶ先行策。結局そのまま4コーナーまで来る。白い帽子では外のビーチパーティーが直線ではむしろ加速気味となって後続を振り切っての逃げ込みとなった・・。

スタートして最初の芝の部分からダートに替わったあたりで内枠の2頭が出て行く。2頭並びながらだがそんなにガンガンと行っている訳でもない。前半3ハロンが35・7だからソコソコの平均ペースな流れだろう。後ろシンコープリンスが内に付け外にリリーレインジャーが続く。前が2頭、その後ろも2頭と行った感じで内ラチ勢だ。結局は4コーナーまで来て直線に入る。前の2頭では外のビーチパーティーが後1ハロンを残すあたりから追い出す。そして脚色も乱れずにそのままゴールした。2着には2番手グループの内シンコープリンスが少し窮屈なシーンもあったがゴール前ではしっかりと伸びて2着。3着には大外を凄い脚でプロスピードが突っ込んで来ていた。4コーナーを廻る時もまだ最後方だったが外へ出してからの伸び鋭かった。1番人気のマイネルイーガーは好位の外々を追走していたが最後まで伸びずじまいであった。

ビーチパーティーは前走前ぐらいから攻めがだいぶ強化されてきた感じがある。ゼンノロブロイの牝馬が何か最近良く勝ち上がっている様に思えるのだが・・・。


土曜京都4R
3歳新馬
ダ1200m
勝ちタイム1.13.0

勝ち馬
ホクセツキングオー(牡3、栗東・白井厩舎)

ラヴアンドサンクスの逃げも4コーナー手前まで。
そこで押し出される様に前へ出たホクセツキングオーが、そのまま終いもしっかりまとめて、最後はあまり追ってない様に見受けた。
父、サウスヴィグラスの子供が、最近本当に良く勝ち上がっている気がする・・・。

武豊Jのラヴアンドサンクスが先手で、2番手に岩田Jのホクセツキングオーがピタッとマーク。だからペースは速くなる訳がない。
前半の3ハロンが35.5はこの馬場では平均ペース。
先行した前の馬は4頭だったが、後続グループとは4コーナーへ入る手前ではちょっと水が開いていた。

前では、4コーナーから直線入り口に差しかかる時には、最内ラヴアンドサンクスはもう先頭をキープ出来なくなり、ホクセツキングオーが自然に先頭に立って直線に入った。
結局、そのままゴールへの300メートルぐらいを独走となった。
後続を確認して最後はあまり追ってなかった様子。

2着には、4コーナーで9番手の外めから追い上げてきたアルーリングライフがかなりの脚を使って来ていたが、だいぶ離されていただけに届かず。
3着には好発の大外シゲルソウウンがこれまた離された位置だっただけに、ジワッと来てはいたが、半馬身差までが精一杯。
4着サマーソング、5着ルペルカリアが、終いゴール前で突っ込んで来ていた。

ホクセツキングオーは、ケイコどおりスピード感タップリ。終いも乱れずで脚色も余裕の内容であった。
勝ち時計も1.13.0をネッキリハッキリではないだけに、まだまだ詰められる余地を残してのもの。次走がどんなものか楽しみだろう・・。


土曜京都5R
3歳未勝利
芝1800m
勝ちタイム1.49.4

勝ち馬
セイルラージ(牡3、栗東・藤原英厩舎)

4コーナーを廻る時がポイントだった。そこを速い脚で外を上がって行ったセイルラージ
直線に向いた時にはもう先頭。後は自慢の切れ味で鋭く伸びて、危なげない勝利となった。やはりメンバー中最速の上がりだった・・・。

今回このレースは、園田の川原Jが乗ったリュウシンゴールドがスローな流れを演出。
前半1000メートルを1.02.1と本当にゆったりとした流れの、完全なる上がり勝負となった。
やや出の悪かったセイルラージだが、向こう正面では前のグループ5、6頭の直ぐ後ろを追走する位置にいた。

3コーナー、4コーナー手前まではゆっくりとしたレースの動きだったが、カーヴを曲がろうかと思うあたりで動きが出た。
セイルラージのデムーロJがそこを一気にスパートした感じで上がって行き、直線で真っ直ぐに向いた時には、もう外から先頭に踊り出ていた。

まだ1ハロンを残している距離であったが、積極的に出て行った。そして最後まで脚色も乱れずにゴール。
2着は、直線で大外から脚を伸ばしたシャイニーナイトが上がってきて確保。
カネトシパサージュは、今日もいい脚は使うのだが3着まで。
4コーナーでインを狙ったハードダダンダンは、コーナリング良く廻ってきていたのだが、鋭い伸びとならず、ジワジワ伸びての4着だった・・・。

やはり、あの4コーナーでの動きが数字に出ていて、ゴールから逆算しての2ハロン目が10.9であった。
デビュー2戦目はルメールJらしくない処置の仕方の乗りこなしで、降着の憂き目にあったセイルラージだが、本来の切れ味を出し切って勝ち上がった。
この馬などは、これからかなり走ってくるだろうと思える素質馬。
藤原英厩舎は層が厚い。


土曜京都6R
3歳新馬
芝2000m
勝ちタイム2.04.8

勝ち馬
ハートビートソング(牡3、栗東・平田厩舎)

やはり2000メートルの新馬戦。ご他聞にもれず、ペースはまったく速くはならない。前半1000メートルを1.03.6で切れ味勝負となった。
ゴール前の1ハロンを、併せ馬の形で追い合いとなったハートビートソングレッドスティング
内のハートビートソングが、最後のさいごに前に出ていた・・・。

9頭立てで少ない馬数もあるが、メンバー構成的にも抜きん出た馬がいない組み合わせに思えた。
でもファンは良く知っており、1、2番人気での決着となった。
先手を取ったのは、トーセンディオールスズカコネクショントウカイユニバース。並んで行くが本当にユッタリと推移して行った。

4コーナーを廻るあたりでもまだスピードアップが感じられないぐらい。
でも、ここらでスズカコネクションは手応えは怪しくなって脱落気味となったが、直線1ハロン過ぎてもどの馬が一番前に出るのかと思えたぐらいの混戦となった。

先手を取っていたトーセンディオールが粘っていたが、外からハートビートソングが伸びてきた。
さらにその後ろからレッドスティングが並びかけ、一旦は外のレッドスティングの体が前に出た様に見えたが、岩田Jの独特の追い方で最後は馬がグイと伸びた感じで、半馬身前に出たハートビートソングがデビュー勝ちを飾った・・。

最後の2ハロンだけが11.3~11.4と極端に速くなる流れだったこのレース。
終わってみれば、3着のトーセンディオールには7馬身もの差をつけていた前の2頭。まったくのマッチレースとなった。
ゼンノロブロイ産駒のハートビートソング、516キロの体での新馬勝ち。
昇級しての戦いには、さらなる精進で臨まねばなるまい。そこでの内容を見てからの評価となりそうだ・・。


土曜京都9R
寒桜賞
芝1400m
勝ちタイム1.23.2

勝ち馬
ツルマルライダー(牡3、栗東・谷厩舎)

速さを持て余し気味なぐらいのスピードを持つツルマルライダーが、何と貯め逃げのレース。芝の前半3ハロンを36.0で行ける流れはそんなにない。
一旦交わされたゴール前でもう一度差し返す芸当を出るのは、当然、先行有利な競馬であった・・・。

そんなに速くないゲートの出であったツルマルライダーだったが、内の馬たちを見ながらの先行。そして後はマイペースもマイペースに落としての先行だ。
前半1000メートルが1.00.0は、芝の1勝クラスではそうそうない遅い流れである。
十分に息を入れながらの直線での追い出し。最後の1ハロンが12.2と鋭い切れ味を要求されなかったのも良く、頭差残しての勝利となった。

カネトシディオスは道中では3、4番手の内ラチ沿いを進んだ。直線もそのまま最内を通ってきてのもの。
前走などは内にもたれて追えないでのゴールだっただけに、進路を外に取る気は最初からなかった様子。
ゴール少し前で外へ出しての追い上げで一旦は先に出たかと思えたが、最後は頭差届いておらず。

2、3番手を進んだトロンプルイユアイビーフィールドが、それぞれ3、4着に粘っている流れ。まったくのスローな競馬であった。
ツルマルライダーの真髄は、かなりのスピード馬。
負けたが、2戦目の阪神戦で、1000メートルを59.7で逃げて、ゴール前まで逃げていた粘りの馬。
その馬が芝でもこのペースで行かせて貰えば、当然に結果は出るもの。

最近は前に行く馬の有利な競馬が続く。
今日は楽に勝たせて貰った感じのツルマルライダー。次こそ、惚れ惚れする逃げっぷりを見せて欲しいものだ・・。