長距離重賞で活躍のファタモルガーナ 骨折で引退が決定

4月30日に行われた天皇賞(春)で10着だったファタモルガーナ(セ9、栗東・荒川厩舎)は骨折が判明。引退が決定した。

4日、所属するキャロットクラブの公式HPで発表されたもので、レース後、右前脚の球節に腫れと熱感が見られたため、レントゲン検査を行ったところ骨片が飛んでいることが確認された。手術をすれば復帰は可能という診断ではあったが、9歳という年齢も考慮され、引退の運びとなった。

ファタモルガーナはディープインパクトの初年度産駒となる2008年生まれ。4歳時のステイヤーズSで重賞初挑戦すると、次第に長距離重賞を中心に使われるようになり、重賞で2着4度、3着3度の成績を残した。

生産者は新冠町の小泉学氏、JRA通算獲得賞金は1億7856万8000円(付加賞含む)。

  • ファタモルガーナ
  • (セ9、栗東・荒川厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:タニノミラージュ
  • 母父:エリシオ
  • 通算成績:26戦4勝

ファタモルガーナ