【日本ダービー】本番に手応えアルアイン池江寿師「忙しい競馬より合う」

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提供：重賞トレンドジャッジ
アルアイン

24日、日本ダービー(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、皐月賞1着のアルアイン(牡3、栗東・池江寿厩舎)は、松山弘平騎手を背に古馬準オープンのジークカイザーとCWコースで半マイル追い。終い軽く気合を付けると小気味いいフットワークでクビ差先着。4F52.6－37.6－11.6秒を計時し、万全の態勢で大一番を迎える。

皐月賞は毎日杯を勝っての参戦ながら9番人気。しかし、レースではその低評価を覆す走りで1冠目を勝利。唯一3冠に挑戦する権利を得た。鞍上の松山弘平騎手とは2戦2勝の好相性。池江泰寿調教師は「最後まで一生懸命追ってくれるというのは合うんじゃないかな」と連勝でG1制覇に導いた鞍上を高く評価。全幅の信頼を置いている。2冠達成へ期待は高まるばかりだ。

追い切り後、管理する池江泰寿調教師の一問一答は以下の通り。

●レースレコードで皐月賞馬に

－：池江厩舎は登録の段階で4頭の登録があるわけですが、まずは今回のダービーに対する意気込みを教えて下さい。

池江泰寿調教師：今年もダービーに出走する馬がいて、本当に幸せだと思います。

－：そんな中でまずはアルアインについてうかがいますが、前走の皐月賞、レースレコードでの快勝でした。

池：4コーナーで手応えが悪くなって、馬群に飲み込まれた時はちょっと厳しいのかなと思いましたが、そこからよく直線で差し返して、本当に凄い勝負根性だなと思いました。

アルアイン

－：前走後ですが、中5週間隔があるのですが、その間の調整はどうでしたか？

池：在厩のまま調整したのですが、疲れもなく、速やかに立ち上げられて至って順調といった感じですね。

－：1週前追い切りは松山騎手が跨がっての追い切りでしたが、振り返って下さい。

池：長めからビッシリやって、あれで息が出来たのではないかと思います。

－：それを受けての最終追い切りはどうでしたか？

池：追い切りという感じではなく、サラッとやりました。

－：最終確認という感じですか？

池：そうですね。先週が本追いだったので、今週はレースまでに日数があるので、気道が塞がってきているのを広げてあげる、ブローアウトを施しました。

－：アルアインのここまでのレースぶり、レースを重ねていく上で成長している点、良くなった点はありますか？

池：初めはスタートがモッサリでズブさもあったのですが、レースを使う毎に解消されてきたと思います。

●2冠へチャレンジ出来る唯一の馬

－：松山騎手とは2回跨がって両方とも勝っているわけですが、人と馬との相性はどうお感じですか？

池：まだ無敗なので相性は抜群といっていいんじゃないかと思います。

－：特に「こういったところが合っているな」という思われる点は？

池：4コーナーでああいう状況になっても一生懸命追ってくれたので、その辺が皐月賞の勝利に繋がったと思ったので、最後まで一生懸命追ってくれるというのは合うんじゃないかなと思っています。

－：そんな中で迎える今回のダービーですが、初コース、初距離になりますが、どうでしょうか？

池：その辺はやってみないと分からないというか、未知の部分ですね。

－：この馬のこれまでの走りっぷりと東京コース。イメージはいかがですか？

池：走りっぷりからすると忙しい競馬よりは合うとは思うのですけどね。

－：相手関係ですが、皐月賞で負かした組、それから別路線組と合流するわけですが、どうご覧になっていますか？

池：これから調べようと思います。

－：それではアルアインについて意気込みをお願いします。

池：2冠のチャンスがある馬はアルアイン1頭になったので、しっかり当日までケアをして、いい状態で出走させられればと思います。