【宝塚記念】シャケトラ逆襲へ!角居師「メンタル的に大人っぽくなった」

シャケトラ

▲軽快な動きを披露したシャケトラ(奥)

21日、宝塚記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

追い切り後、シャケトラ(牡4、栗東・角居厩舎)を管理する角居勝彦調教師の一問一答は以下の通り。

●阪神コースも距離もピッタリ

-:前走の天皇賞・春は初めてのG1で58キロを背負って、そして初めての3200mという距離でしたけど、いかがだったでしょうか?

角居勝彦調教師:いきなり本当に素晴らしいメンバーと戦うことになって、調教師も調教助手も厩務員も気負いすぎたのか、馬も頑張りすぎていました。

-:58キロを背負うのも初めてでしたけど、そのあたりは走った後どう感じられましたか?

角:58キロが影響したかどうかはわからないですけど、さすがにレース後は疲れていたみたいです。

-:その後はどのような中間だったでしょうか?

角:いったん短期の放牧を入れて、帰ってきてからは順調に調教を重ねていってます。

-:今回の舞台は阪神の内回り2200mですけど、1000万条件の境港特別では勝っているコースで、阪神コースは3戦3勝ですが、舞台としてはいかがでしょうか?

角:勝ちきれているコースなので、合っていると思います。

-:距離的にも、この2000mあたりがちょうどという感じですか?

角:2200mはちょうどいい距離じゃないかなと思います。

-:デビュー1年足らずで前走はG1に挑戦して、ソエの影響などもいろいろあって、なかなか調整の難しい馬だったとは思うのですが、あらためてG1の2戦目に向けて成長度合いというのはいかがでしょうか。

角:本当に能力だけで勝っている感じのところがあって、勝つたびに偉ぶってましたので、骨っぽいG1のメンバーと戦って、すごく行儀が良くなったのでビックリしています。

-:だいぶ変化も見られたということですね?

角:真面目に、一生懸命走らなきゃいけないということがわかったと思います(笑い)。

-:天皇賞・春の時と比べても違うシャケトラを見せられそうですか?

角:非常にメンタル的にも大人っぽくなりましたし、体も引き締まってきていますので、ちょっと違うシャケトラかなと思っています。

-:それでも、まだまだ成長途上であることに変わりはないですか?

角:キ高もまだ徐々にという感じなので、もう1年くらいかかるのかなと言う感じはします。

-:前走はスタートで後手を踏むような形になりましたが、ゲートに関して何か工夫というのはされていますか?

角:特にやっていないですけどね。ドアにぶつけたのは、直せるものではないようなタイミングだったので。

-:追い切りに関してですが、先週はCウッドで非常に動きましたけれども、まずは先週の追い切りから評価をお願いします。

角:先週もしっかりやってありますし、水曜、日曜と長いところも含めて入れていますので、順調にいい動きだったと思っています。

-:今週の追い切りもCウッドでしたが、そのあたりも合格点でしょうか。

角:先週の段階で、ある程度できたかなとは思いますので、今週は助手で調整だけになりました。

-:この1週間、水曜日に大雨も降りましたけれども、馬場状態に関しては重くなったりするとどんな印象を受けますか?

角:どうですかね。ちょっとここまで降ったらどうかなとは思いますけど、やってみないととは思います。

-:ドリームレースで非常に強い馬も1頭います。角居調教師の目にはキタサンブラックはどう映っていますか?

角:本当に強いですね。めちゃくちゃ強いですね。

-:そんな馬を負かす1頭として、非常にファンも期待されています。

角:徐々に良くなってきていますし、どんどん素晴らしいメンバーと戦って力をつけていけば、本当にまた素晴らしいシャケトラになってくれると思います。

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