イッツパーフェクトら 日曜中京5Rトレセン直送トーク

●7月9日(日) 3回中京4日目5R 2歳新馬(芝1400m)

イッツパーフェクト(牡2、栗東・安田隆厩舎)は、初年度産駒からソウルスターリング、ミスエルテといった大物を送り出したフランケル産駒。2世代目はこの馬が初出走で、母のパーフェクトトリビュートはイギリスでG3を勝っている。

先週はCW、今週は芝コースで上々の時計をマークしており、安田調教助手は「先週の調教では少し息遣いが荒かったけど、今週はケロッとしてた。態勢は整ってきましたね。パワーのある血統だし、先週のような力のいる芝も合うと思いますよ」と手応えを語る。川田将雅騎手を背に3枠3番からスタート。


8枠9番のタムロリバティ(牝2、栗東・西園厩舎)は、水曜日の坂路でレースでも手綱をとる武豊騎手を背に4F52.1秒の好タイムをマーク。馬格のあるタイプだが、その脚捌きは実に素軽い。

西園正都調教師は「2週続けて坂路で52秒台の時計で動いた。水準以上でしょう。前進気勢があるし、ゲートも悪くない。前、前のいい位置をとって競馬ができると思うよ」とコメント。父はキンシャサノキセキで、母タイキポーラはマーメイドSの勝ち馬。昨年のセレクトセールにて2484万円で落札されている。


「小さい馬(推定420キロ)だけど、走りはダイナミック。数字より大きく見せるよ。本当に良くなるのは先だろうし、新馬でどうかだが、楽しみはある馬」と野中賢二調教師が話すのは2枠2番に入ったルーラーシップ産駒のクナップフラウ(牝2、栗東・野中厩舎)。

もう少し攻め時計が詰まってほしいが、師が話すとおり、走るフォームからはセンスがありそうで、芝の実戦でどう出るか楽しみなところ。長い目で見たい1頭だ。デビュー戦の手綱をとるのは太宰啓介騎手で、クラブでの募集価格は1600万円。近親に共同通信杯、中日新聞杯で2着に入ったダイレクトキャッチがいる。