エンジェルウィングら 日曜阪神6Rトレセン直送トーク

●9月24日(日) 4回阪神7日目6R 2歳新馬(ダ1400m)

「チップの調教はパッとしないけど、(ダートコースの)ゲートから出した時が別馬みたいにいい走りをしてたんだ。血統どおりにダートがいいんだろうし、実戦の走りが楽しみ」と古閑調教助手が期待を寄せるのはへニーヒューズ産駒のエンジェルウィング(牝2、栗東・牧田厩舎)。

牝馬にしては馬格にも恵まれ、母はダートで5勝を挙げたレースウィング。兄のグリッターウイングもダートで5勝を挙げ、近親には天皇賞(春)を勝ったスズカマンボ、今年の関東オークスを勝ったクイーンマンボがいる。クラブでの募集価格は1400万円。デビュー戦の鞍上は福永祐一騎手

ゴールドアリュール産駒のクールキッズ(牝2、栗東・清水久厩舎)は、10日の坂路でラスト1F11.8秒。今週の坂路でも馬なりでラスト1F12.3秒で駆けており、素軽いフットワークが目を引く1頭。

「牝馬らしくないどっしりした気性。カイ食いが落ちないし、しっかり負荷をかけて乗り込めました。動きもいいですよ。ただ、ゲートが速くなかった。流れに乗れたらいいけど」と清水久詞調教師はスタートに注文を付けるも、仕上がりには納得の様子。愛弟子・荻野極騎手のスタートに注目だ。

日本で走った産駒が決して多くない中、2歳世代が既に2頭勝ち上がっているスペイツタウン産駒。オペラグローブ(牝2、栗東・中内田厩舎)は、母が米G1のCCAオークスを勝ったファニームーンという良血馬。

「先週の動きは案外だったけど、今週はいい動きをしてくれました。筋肉質でパワーを感じさせるし、ダートは向くと思います」と猿橋調教助手のトーンは上がるばかり。パワー溢れる走りが期待される。

C.ルメール騎手を背にデビューを迎えるのは兄に南部杯を連覇したベストウォーリアを持つゴールドアリュール産駒のスーブレット(牝2、栗東・石坂厩舎)。

「ゲート試験に合格後に放牧を挟んで再入厩してきました。順調に乗れているし、コースに入れた時の動きもよかった。いい背中をしてるし、血統的にも期待しています」と上田調教助手の評価も高く、偉大な兄にどれだけ近付けるか楽しみだ。クラブでの募集価格は3000万円。