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【天皇賞(秋)】まさかの出遅れもキタサンブラックが堂々勝利!史上5頭目春秋連覇!
2017/10/29(日)

10月29日(日)、4回東京9日目11Rで第156回天皇賞(秋)(G1)(芝2000m)が行なわれ、武豊騎手騎乗の1番人気・キタサンブラック(牡5、栗東・清水久厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:08.3(不良)。
2着にはクビ差で2番人気・サトノクラウン(牡5、美浦・堀厩舎)、3着には2馬身半差で13番人気・レインボーライン(牡4、栗東・浅見厩舎)が続いて入線した。
何と言ってもキタサンブラックがまさかの出遅れスタート。ハナを切ったのはロードヴァンドール、2番手にサクラアンプルール、リアルスティールもこれに続いた。そして、ネオリアリズム、ミッキーロケット、外からシャケトラ、この辺りが先行ポジション。その後ろにサトノクラウン、ヤマカツエース、ソウルスターリングが横に並び、大きな集団の後方にグレーターロンドン、キタサンブラック、レインボーライン、ステファノス、カデナ、ワンアンドオンリーが追走。そこから離れてディサイファ、マカヒキ、サトノアラジンが最後方。
この日は馬場の内外の選択もカギになっていて、キタサンブラックは3コーナーから内目をスルスルと進出して直線を向いた時には先頭に立っていた。そこからジワジワと外に持ち出して、追い比べの相手として抜け出してきたのはサトノクラウン。いったんは突き放したが、最後は詰め寄られながらも押し切った。3着には内目からスムーズに進路が開いたレインボーラインが追い込んだ。
勝ったキタサンブラックは、これでG1・6勝目。天皇賞の春秋制覇は史上5頭目(タマモクロス、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、メイショウサムソンに次ぐ)。既に天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念の年内秋3戦での引退を発表している。
馬主は有限会社大野商事、生産者は日高町のヤナガワ牧場。馬名の意味由来は「冠名+父名の一部」。
「この1勝は自分にとってすごく大きいです。これだけの馬に乗せてもらっていますし、結果を出せてホッとしています。パドックで跨って、返し馬で最高のデキだと感じました。ゲートで突進して前扉にぶつかって後ろからになりましたが、必ずしも前でと決めていた訳ではありませんし、状況を見ながら乗ろうと思っていました。
こういう馬場でもこなしてくれるという自信がありましたし、外に出すのもロスになるので内に賭けました。意外と早く先頭に立ってしまって少し気を抜くところもありましたが、力のある馬なので何とか押し切ってくれました。今日はキタサンブラックらしい走りができましたし、次のジャパンカップでは日本代表という立場になりますので、当然連覇を目指したいと思います」
- キタサンブラック
- (牡5、栗東・清水久厩舎)
- 父:ブラックタイド
- 母:シュガーハート
- 母父:サクラバクシンオー
- 通算成績:18戦11勝
- 重賞勝利:
- 17天皇賞(秋)(G1)
- 16~17年天皇賞(春)(G1)
- 17年大阪杯(G1)
- 16年ジャパンC(G1)
- 16年京都大賞典(G2)
- 15年菊花賞(G1)
- 15年セントライト(G2)
- 15年スプリングS(G2)


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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