【カペラS】リフレッシュで反撃 JRA重賞初Vを狙うサイタスリーレッド

反撃に燃えるサイタスリーレッド

反撃に燃えるサイタスリーレッド

6日、カペラS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、室町S13着のサイタスリーレッド(牡4、栗東・佐藤正厩舎)は、植野貴也騎手(レースではV.シュミノー騎手が騎乗予定)を背に坂路で馬なりの調整。スムーズな脚捌きで4F53.2-38.7-25.1-12.6秒をマーク。攻めを見る限り、前走大敗のダメージは見られない。

前走は揉まれる展開でまさかの失速を喫したが、スンナリ逃げた2走前のオーバルスプリントは後続に競馬をさせない圧勝。佐藤正雄調教師も「2週続けて負荷をかけてきたし、これで十分でしょう。いい動きだったね。今後のこともあるし、ここで賞金を加算させたい」と反撃に闘志を燃やしている。

前走、西陣S1着のディオスコリダー(牡3、栗東・高橋忠厩舎)は、助手が跨がって坂路で単走追い。4F53.8-38.6-25.3-12.9秒で力強く登坂した。

鵜木調教助手は「追い切りは力むところもあったし、最後ももう少し伸びて欲しかったかな。でも、こんな調教でも実戦に行けばしっかり走ってくれますから。ドバイに使った頃と馬体重はそう変わらないけど、馬に幅が出ている。そういう意味では成長もしていると思いますよ」とやや辛口ながら、ドバイでは早くから古馬相手に経験を積み、帰国後は安定した走りでオープン入り。ここでもヒケを取らない底力を秘めている。