【香港カップ】地元タイムワープが鮮やかに逃げ切り初重賞初G1制覇!ネオリアリズム3着

タイムワープ

鮮やかに逃げ切り勝ちを決めたタイムワープ

12月10日(日)、香港のシャティン競馬場で香港カップ(G1)(3歳上 定量 1着賞金:1425万香港ドル 12頭立 芝2000m)が行われ、日本からジョアン・モレイラ騎手ネオリアリズム(牡6、美浦・堀厩舎)、ヒュー・ボウマン騎手ステファノス(牡6、栗東・藤原英厩舎)、武豊騎手スマートレイアー(牝7、栗東・大久龍厩舎)が出走。

勝ったのはザカリー・パートン騎手騎乗の3番人気タイムワープ(セン4、香港・Aクルーズ厩舎)で、勝ちタイムは2:01.63(良)。

道中はタイムワープが軽快にハナを奪い日本のスマートレイアー、ネオリアリズムを従えて逃げる展開。直線でも逃げ脚は全く衰えず、そのまま力強く押し切った。2馬身1/4差の2着は1番人気のワーザー(セン6、香港・Jムーア厩舎)で、地元・香港勢のワンツー。3着には勝ち馬から3馬身3/4差で2番人気のネオリアリズム(牡6、美浦・堀厩舎)が粘り込んだ。
ステファノス(牡6、栗東・藤原英厩舎)は中団から脚を伸ばしたが4着。スマートレイアー(牝7、栗東・大久龍厩舎)は直線入口ではネオリアリズムとともにタイムワープに迫ったが、終い力尽きて5着に終わった。

4着 ステファノス(藤原英昭調教師)
「ちょっと予想していた展開とは違いました。もう少し流れてくれたらとは思いますけど、そこは難しいところですね。4回もよく堅実に走ってくれています」

(H.ボウマン騎手)
「いい競馬をしてくれました。直線の入り口では『あわや』というところがあったんですけど、そこから先は地元の馬が強かったですね」

5着 スマートレイアー(大久保龍志調教師)
「ジョッキーが乗ってからスイッチが入るのはいつもと同じで、馬場に入ってからもいつもと同じ状況でした。今日の競馬を見ていたら前残りばかりだったので、ジョッキーと相談して、ある程度ポジションを取りに行ったほうがいいということで取りに行ったんですけど、もう少し内枠が良かったかなとは思いますね。直線ものみ込まれそうで踏ん張って、掲示板に乗れたのは良かったですし、内容的には悪くない競馬だったと思います」

(武豊騎手)
「状態は良かったですね。枠順がちょっと外になってしまったので、1回下げるよりは行くほうでいこう思いました。2番手を取れたし、ペースも遅かったのでいい展開だなとは思っていました。最後までしっかり走ってくれているんですけど、メンバー強かったですし、欲を言えば内枠から逃げ馬の後ろでレースできていたらもう少し脚がたまったのかなというところはありますね」

  • タイムワープ
  • (セン4、香港・Aクルーズ厩舎)
  • 父:アーキペンコ
  • 母:ヒアトゥエタニティ
  • 母父:ストーミーアトランティック
  • 通算成績:14戦4勝
  • 17年香港カップ(G1)

タイムワープ
タイムワープ
タイムワープ
ネオリアリズム

ネオリアリズムはあとひと伸びを欠き3着

ステファノス

ステファノスは直線よく伸びたが4着

スマートレイアー

好位追走から見せ場を作った5着スマートレイアー

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