【有馬記念】3歳スワーヴリチャード ミルコ「凄く賢いマジメな馬」

スワーヴリチャード

20日、有馬記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

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アルゼンチン共和国杯を勝って勢いに乗るスワーヴリチャード(牡3、栗東・庄野厩舎)は、CWコースでM.デムーロ騎手を背に古馬500万のウォーターレスターを3馬身追走。スムーズな脚捌きでパートナーを一気に交わし去って2馬身先着。6F79.9-64.3-49.8-36.7-12.0秒を馬なりでマークした。

秋はダービー激走の疲れが癒えず、アルゼンチン共和国杯からの始動となったが、不安をよそに古馬を一蹴。ダービー2着の底力を改めてアピールして見せた。昨年は3歳のサトノダイヤモンドが優勝。ここ10年でもゴールドシップ、オルフェーヴル、ヴィクトワールピサが3連勝するなど、3歳馬の活躍が多い。この秋のG1で絶好調だった鞍上の手を借りて、狙い澄ましたG1タイトルをもぎ取りに行く。

追い切り後、M.デムーロ騎手の一問一答は以下の通り。

●能力の高さを大絶賛

-:いよいよ週末は有馬記念ですが、今の気持ちはいかがでしょうか?

M.デムーロ騎手ドキドキ(笑)。ドキドキですね。

-:緊張している?

デ:もちろん。

-:一番最後に凄く盛り上がる舞台だと思います。

デ:盛り上がりますね。

-:今朝、つい先ほどスワーヴリチャードに乗られていかがでしたか?

デ:良かったですね。昨日も乗って、いい状態です。落ち着いています。

-:有馬記念でもチャンスはある?

デ:もちろん。チャンスがあると思います。

-:先週も乗りましたが、そこから状態は?

デ:変わらないですね。いつも一生懸命に走ってくれます。凄く賢いマジメな馬です。

-:前走のアルゼンチン共和国杯を振り返って下さい。

デ:凄い楽勝でした。いいスタートを決めて、直線スペースだけ気を付けて。余裕のある勝ち方をしてくれましたね。

●衝撃を受けた初騎乗

-:競馬では初めて乗りましたが、どんな印象でしたか?

デ:調教に初めて乗った時に「この馬、3歳ですか」とビックリしました。とてもきれいな馬でしたね。

-:一番ビックリしたというのはどんなところですか?

デ:きれいところですね。能力も凄くて、いい走り方をします。

スワーヴリチャード

-:そんな中で迎える有馬記念ですが、舞台の中山2500mというのは、この馬にとってどうでしょうか?

デ:アルゼンチン共和国杯が同じ距離で、距離は全然問題ないと思います。枠順、ペースも大事ですね。今回右回りになりますが、調教では問題ないです。

-:中山の2500mはトリッキーといわれたりしますが、どんなところが難しいですか?

デ:凄く難しいですね。なかなか内が開かないコースです。

-:グランプリということでライバルもたくさんいます。

デ:たくさんいますね。みんなに勝ちたい。もちろんキタサンブラックはいい馬で能力が高いですし、ジャパンCを勝ったシュヴァルグラン…。いっぱいいますね。

-:勝てばG1今年7勝目。今までの記録を塗り替えることになりますが、そのあたりはどうですか?

デ:怖いね(笑)。でも、やりたいですね。

-:自信を持って臨めますか?

デ:もちろん。いい気持ちですね。

-:強い3歳馬の活躍を見たいというファンも多いと思います。最後にメッセージをお願いします。

デ:スワーヴリチャードは3歳ですが、とてもいい馬です。今年も3歳馬は能力が高い馬がいっぱいいます。今回大事な競走で、有馬記念を勝ちたいですね。ガンバリマス!