【ホープフルS】牡馬に挑むナスノシンフォニー「来年のオークスを見据えた競馬を」

ナスノシンフォニー

ホープフルSに向けて調整を行うナスノシンフォニー

24日、ホープフルステークス(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、百日草特別で2着だったナスノシンフォニー(牝2、美浦・武井厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F55.2-41.1-14.1秒をマークした。

【武井亮調教師のコメント】
「先週の追い切りでジョッキーに乗ってもらったときに、抜け出してから気を抜いていました。気を抜くという課題が分かりましたし、牝馬だから当該週の追い切りは軽めにするということはなく、日曜日は単走でしっかり動かすような内容でやりました。集中して走っていましたし、乗り手の指示にも反応して良い動きだったと思います。まだ経験値が少ないですが、来年のオークスを見据えた競馬をしてもらえればと思います」

前走、2歳未勝利(11/18・福島・芝1800)1着のトーセンクリーガー(牡2、美浦・小野次厩舎)は、横山和生騎手を背に坂路コースで追われ、4F55.2-40.1-25.7-12.4秒をマークした。

【小野次郎調教師のコメント】
「最初は子供っぽいところがあって自分から進みませんでしたし、小回りの福島はどうかと思いましたが、前走は結果を求めて使うことにしました。その期待通りのレースをしてくれましたね。前走を勝った後、心身共にこちらの期待以上の成長を見せています。肉体面では付くべきところに筋肉が付いて重厚感が出てきましたし、体重も増えています。精神面では前向きさが出てきて、調教の動きもグンと良くなっています。

前走から間隔があきましたが、中間はずっとジョッキーが乗って好感触を掴んでくれています。日曜日の追い切りは、全体時計はそれほど目立ちませんが終いもしっかり伸びていますし順調です。2走前くらいから前向きさが出てきたので小回りは気にしなくていいと思いますし、距離2000ももつと思っています。ここ2戦は先行していますがまだ戦法も固まっていませんし、短期間でこれほど変わってくる馬もなかなかいないので、ここでどんな競馬が出来るかいろんな意味で期待しています」

トーセンクリーガー

ホープフルSに向けて調整を行うトーセンクリーガー