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フィリーズレビュー/平林雅芳の目
2010/3/16(火)
日曜阪神11Rフィリーズレビュー(GⅡ)
芝1400m
勝ちタイム1.22.8
勝ち馬:サウンドバリアー(牝3 栗東・安達厩舎)
■ここも1勝馬!サウンドバリアーが桜切符をもぎ獲る!!
1番人気ラナンキュラスとのデッドヒートを、1ハロン近く繰り広げたサウンドバリアー。最後にグッと出るあたりが勝負強い。エルフィンSで穴人気になった馬。ここで真価を発揮して桜路線に間に合った。
阪神競馬場のパドックでいつも見ているところは、馬主席の正反対側にある報道関係の絶好のポイント。毎年ここで見ている。
競馬エイトの川田氏も、よく隣に座って観ている場所だ。
10レースを観戦してから急いでやってきたが、もう2、3人が座っていた。
カメラが2台あり、そしてその先にいたのは、ラブミーチャンの馬主、小林祥晃氏。取材がびったり付いている様子だ。
見つめる先は、もちろん愛馬ラブミーチャン。ジョッキーが跨って目の前を通る時に『浜ちゃん、頼むよ!』という様な声をかけた。しかし当の浜口騎手は見向きもせず。もう一度、目の前を通る時も気が付かない様子だ。それがもの凄く、おかしくて、一人でニタニタ笑ってしまった・・。
そのラブミーチャンのゲート入りがあまり良くなく、何度か鞍上がうながしてやっと入った。
そしてゲートが開いた。スッと先手を取って行くラブミーチャン。後ろの馬も、そうガムシャラには行く気もない。だからペースは速くなってはいなかった。
よく2ハロンめに10秒台のラップを刻む時もあるのだが、ペースは上がらなかった。
ラブミーチャンがマイペースでレースを進め、エリモエポナ、ハニーメロンチャンらも当然に楽について行った。内めではレディアルバローザがラチ沿いを進んで行った。
4コーナー手前では、外へズラッと横並びに後続馬も接近してはいるが、先頭はまだまだ楽な手応えのラブーミーチャンだ。
そして直線へと入って来たが、そんなに手応えの悪い馬はいなかった。
やや外めのラナンキュラスが手綱をしごいているのが見えたが、まだどの馬が優勢なのか見極めがつかない。
残り1ハロンを切るあたりでラブミーチャンに勢いがなくなり、後続が急接近した。
横に広がった馬の中から、レディアルバローザが出かかった。外ではラナンキュラスがステッキを入れて先頭に踊り出る勢いだが、後ろからもまだ来ていた。
外へ白い馬体が並びかけて激しい叩き合いになった。ラナンキュラスの内を、後ろからロジフェローズも猛追してきており、ニシノモレッタもエンジンがかかっていた。息を呑むような大混戦となった。
最後は、わずかに僅かに、一番外のサウンドバリアーがすぐ内のラナンキュラスを制して前に出た様に見えた。
レディアルバローザが一番内で粘っているものの、外2頭には分が悪く見える。だが、いずれも際どいものであるのは間違いない・・・。
枠場に入った馬たちを見てから、パトロールビデオを見に戻った。
ロジフェローズは、別に出遅れているわけではない。最初からの予定の行動の様である。
本当にラブミーチャンは楽に行けている。一度も誰にも絡まれずに直線まで来ている。やはり芝なのだろう、粘りを欠いた理由はそれしか考えられない。
そしてずっと苦しい競馬をしているのが、やはりラナンキュラスだ。終始鞍上の四位Jが押しておしての行きっぷりである。それでいながら実に粘っこい競馬を最後までしているのが判る。
サウンドバリアーはスタートも普通だが、最初から終いに賭ける乗り方の様だ。じっとしている道中、4コーナー手前で少し外へ出して、ラナンキュラスも後ろあたりまで来ている。
そこからの脚が速く、アッと言う間に直線で前に取り付いて行った。あの未勝利を勝った時の強さを再現している感じだ。
直線で動けなかったのがテイラーバートン。知らないうちに一番後ろまで下がるぐらいにスペースがなくなっていた。
そしてやはり凄いのがロジフェローズだ。ジワッと出して後ろの内め。直線まで何もしないで、そこから馬の中をいい伸びで来ている。将来はかなり走りそうな内容だ。
レディアルバローザも、内々でレースを進めてあと一歩の内容であった。中1週で、この内容でちょっと細く映る馬体の馬だが、この馬も粘っこい。
今日はまさしく上がりの競馬になって、切れ味が要求されるものとなった。だから強烈な脚を持つ馬が上位に来たと見ていい。この上位3頭が桜へ優先的に出走する訳だが、アパパネ、アプリコットフィズ、そしてアニメイトバイオの一応3強という相手に立ち向かうわけであるが、果たしてどんな事になるものか。
あと、約1ヶ月。ああ桜が待ち遠しい・・・。
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