レインボーラインが優駿スタリオンステーションに到着 来春から種牡馬に

レインボーライン

7月30日(月)、今年の天皇賞(春)(G1)の勝ち馬レインボーライン(牡5)が、来年の種牡馬入りを控え、けいよう先である北海道新冠町朝日の優駿スタリオンステーションにスタッドインした。

レインボーラインは父がステイゴールド、母がレーゲンボーゲンの5歳馬。2010年の秋華賞で2着などの活躍をみせたアニメイトバイオの半弟にあたり、2014年のセレクトセールで5400万円で落札された。栗東、浅見秀一厩舎の管理のもと2015年8月にデビューすると、8月30日の未勝利戦で初勝利。翌年はアーリントンカップ(G3)を5着までタイム差なしという大接戦の末に制し、重賞初勝利を挙げた。

その後も、NHKマイルカップで3着となり、日本ダービー、菊花賞にも出走。菊花賞では9番人気の低評価を覆し、2着に好走。春の時点ではマイルに使われながら、おおよそ倍の距離で健闘してみせた。

4歳時は、天皇賞(秋)(G1)で歴史的な不良馬場の中、3着に入る活躍。今年は阪神大賞典(G2)から始動すると、3歳時以来の勝利を手に。続く天皇賞(春)では差し切り勝ちを決め、G1初制覇。しかし、入線後に鞍上の岩田康誠騎手が下馬。口取り撮影に参加することができなかった。再検査の末、右前繋部浅屈腱不全断裂と診断されていた。

牧場関係者は「ステイゴールドの子としては体高が高く、馬体重以上に大きくみせますね。天皇賞でやっとG1を勝って、これからという時に残念ではありましたが、今後は種牡馬として、さらなる活躍を期待しています」と語った。

現役時代は幅広い距離で活躍し、道悪もいとわなかったレインボーライン。志半ばでの引退となったが、今後は2015年に亡くなった父ステイゴールドの後継種牡馬としても期待が集まる。

レインボーライン

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