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【スプリンターズS】ファインニードル高橋忠師「チームゴドルフィンとして心を1つに」
2018/9/26(水)
春秋G1連覇を狙うファインニードル
26日、スプリンターズS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。
前走、セントウルSを制したファインニードル(牡5、栗東・高橋忠厩舎)は、川田将雅騎手を背に坂路で追われ、4F52.5-38.2-25.1-12.7秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での高橋義忠調教師のコメントは以下のとおり。
【高橋義忠調教師のコメント】
(高松宮記念を振り返って)馬が充実してきた時期でもあったので、結果が出せて本当に良かったと思います。ハナ差ではありましたが、勝てたということで、大きな違いだったかなと。その後の見られ方やいろんな意味で本当に貴重なハナ差だったと思います。
(帰国初戦の前走は)海外遠征を挟みましたので、こちらが思っていた以上に馬が萎んだというか、若干「この後どうしようかな」という感じにはなっていたので、秋のプランに関しては馬の回復次第という感じで考えていました。8月上旬に放牧先へ確認に行ったところ、かなり馬が良く映りましたので、これであれば思い描いていたような路線で行けるのではないかと判断して挑みました。
この馬に関しては優等生というより、条件戦をしっかり使い込んで、この馬の弱い時期も知って今に至っている経緯がありますので、スタッフ共々、ウイークポイントを何とか潰していけるようにという形でやってきたつもりです。(具体的にトレセンではどういったケアを?)馬が気持ち良くトレセンの環境でも過ごせるようにというか、こちらが毎日負荷をかけていくわけなので、そこに対してストレスを感じないような接し方、日常のちょっとしたことに気を付けてやってきたつもりです。
(セントウルSの勝ちっぷりは)2週前あたりから「どれくらいの動きができるかな」と見ていたのですが、動きに関してはこちらが思うほど良くなってこないなという、正直そのような印象がありましたので、川田ジョッキーにも追い切り後に確認し合いました。かといって、競馬を控えて何をするでもなく、今の状態でどれくらい競馬に行って結果を出せるかと考えていましたので、そのあたりはこちらが思っていた以上の力を発揮してくれたなというところです。条件戦を走っていた頃は北海道にも連れて行ったこともありますし、雨が降ると嫌がってというか、走りづらいというコメントも乗ってもらったジョッキーに聞いていましたので、その辺が克服できるのかなというところはありましたが、こちらが心配した以上に馬が力を付けているという感じですね。
(スプリンターズSに向けて)無理をしたわけではないですが、あの条件で一度使われて、やはり多少の疲れを見せていたので、その辺を含めて最終追い切りでうまく持って行けるように、ジョッキーに敢えて2週続けて乗ってもらいました。上がってきてから川田ジョッキーとも話しましたが、もう自分で馬がやることを分かっているというか、人間が指示しなくても自分の仕事を分かっているというような動きだったと。単走で追ったのでリズム良く、輸送もあるので無理をさせず、その辺も加味してうまく乗ってほしいという指示でしたが、本当に気持ち良く走れたのではないかと思います。
(去年から変わったところは?)昨年の北九州記念あたりから「これであれば重賞を獲れる」というような競馬の内容だったので、秋初戦にそれが実を結んで重賞制覇をできたのですが、その後は昨年もスプリンターズSに出走しましたが、今年に向けて強い馬と併せた時にどれくらい力を発揮できるかというのを見たかったので、結果に関しては仕方がないと思っています。その後、しっかり休ませることができたので、そこで馬が充実してきたかなという印象ですね。
(ファインニードルの売りは)賢いですね。自分でやるべき事をしっかり分かっているというか、スイッチを入れるところも分かってますし、切るところも分かっている。乗り手が過剰な心配をしなくていいようになっているので、売りといえばそのあたりでしょうか。(中山の1200mについて)条件を使っていた時には、この馬場はどうかなと考えていたりしたのですが、ここまで力を付けてきた今は、あまりそういうのは心配しなくてもいいのかなと考えています。(春秋スプリント連覇に向けて)このようなチャンスはないことなので、チームゴドルフィンとして心を1つにして大きなタイトルをもぎ取りたいなという思いでいます。
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