この馬に注目【大阪杯】ベストメンバー

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8カ月ぶりの実戦となった日経新春杯は7着に終わったものの、ベストメンバー(牡4、栗東・宮本厩舎)の潜在能力はかなり。ここまでの成績を並べると、①④①④①⑤①⑦着となる。敗れた悔しさをバネにして、直後には必ず勝ち上がってきた。大阪杯での反撃は必至だ。

宮本博調教師も前進を見込んでいる。
「当歳時より立派な馬格をしていましたが、若駒のころは動きが地味。鍛えれば鍛えるほど、才能を発揮してきた努力家なんです。まだまだ奥は深いはずですよ」

皐月賞は健闘しながらも5着。ダービーの出走権(4着まで)が獲れず、京都新聞杯へ向かう。重賞制覇の感激もつかの間、両ヒザと左前の球節を剥離骨折してしまった。
「それはショックでしたが、放牧先の大山ヒルズで丁寧に立て直され、すばらしい状態で帰ってきました。今年に期するものがありましたし、日経新春杯へは自信を持って臨みましたね。ただ、通常のリフレッシュとは違い、ブランクが長かったですからね。競馬はそう甘くないと、改めて教えられましたよ」

前走はしきりに行きたがったのが誤算だった。久々となる競馬場の雰囲気に力が入りすぎていたことも折り合いを欠いた一因だが、もともと怖がりな面があり、音には敏感。出ムチを振るって先へ行こうとしたテイエムプリキュアに影響されたのだ。休養前の走りが示すように、本来は素直で乗りやすいタイプであり、長く脚を使うのが特徴である。

「緩かったトモにもパワーが備わり、無理せず好タイムをマークできるようになりましたので、前走へは結果的にスプリント戦を走らせるような調教になってしまった反省がありますね。レース間隔が開いても放牧には出さず、工夫して仕上げてきましたよ。今週のひと追いで、満足いく態勢が整います。ここでの走り次第ですが、天皇賞・春、宝塚記念と、王道路線を歩ませたい」

中間は軽い挫跖に加え、フレグモーネも発症し、阪神大賞典をパスした経緯がある。順調さを欠いた時期があったことも確かだが、丁寧にケアされ、すっかり立ち直った印象。若葉Sに勝った舞台での再スタートならば、むしろ信頼度は増す。人気を下げる今回こそ、絶好の狙い目だ。