【中山牝馬S】有終の美を飾れるか ワンブレスアウェイらの最終追い&直前情報まとめ

ワンブレスアウェイ

中山牝馬Sへ向けて調整されるワンブレスアウェイ

6日、中山牝馬S(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、愛知杯1着のワンブレスアウェイ(牝6、美浦・古賀慎厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.9-51.9-37.9-12.7秒をマークした。

【古賀慎明調教師のコメント】
「引退レースにふさわしい、心残りが無いくらいの仕上げができました。メンタル面に難しさのある馬でこれまではその辺りを考えながら調整してきましたが、今はこれだけしっかり負荷をかけられるようになりましたし、6歳のこの時期になって充実してきました。馬体重も徐々に増えてきて、前走も496キロで出走できましたからね。今回も同じくらいの体で出走できると思います。重賞を勝ってハンデ54キロで臨めるのは恵まれた感じがしますし、まずは無事にと思いますが頑張ってもらいたいです」

●前走、愛知杯2着のノームコア(牝4、美浦・萩原厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.2-51.5-38.7-12.6秒をマークした。

【萩原清調教師のコメント】
「最終追い切りの動きも良かったですし、前走後も順調に調整を進めて変わりない状態できています。前走内容も良かったと評価しています。ハンデやコース替わりなどやってみないと分からない点はありますが、好レースを期待しています。乗り替わりになりますが、良いジョッキーなので特に気にしていません」

●前走、愛知杯4着のウラヌスチャーム(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F81.8-66.3-51.9-38.3-12.7秒をマークした。

【斎藤誠調教師のコメント】
「前走は前半からポジションを取りに行った分、終いが甘くなってしまった感じです。やはり無理せず出たなりでリズム良く運んだ方が終いにしっかり脚を使えそうですね。ここを目標に中間も順調にきていますし、最終追い切りも良い動きでした。仕上がりは良いので、あとは展開次第でやれていいと思っています」

●前走、ターコイズステークス4着のフロンテアクイーン(牝6、美浦・国枝厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.6-52.3-38.3-13.0秒をマークした。

【国枝栄調教師のコメント】
「1週前追い切りをしっかりやったので最終追い切りは馬なりでしたが、それなりにやりましたし順調にきています。前走は外めの枠から出していきましたが、速い流れのなか終いもよく我慢していました。今回は三浦騎手と初コンビになりますが、どうにでも乗れるタイプの馬ですし問題ありません。相手に合わせた競馬をすればそれほど差はないと思いますし、ハンデ54キロも悪くないのでひと押しきけばと思います。ここでシルバーコレクターを返上できれば良いですね」

●前走、ターコイズステークス11着のフローレスマジック(牝5、美浦・木村厩舎)は、石橋脩騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.9-38.3-12.2秒をマークした。

【木村哲也調教師のコメント】
「最終追い切りは石橋騎手に乗ってもらって、馬が手を抜くところがあるのでどういう状況になってもしっかりハードワークをしてくださいとリクエストを出していました。ジョッキーはそのオーダー通りに乗ってくれたと思います。道中も待つところはしっかり待って、出すところでは出すということができました。前走はゲートで行儀の悪いところを見せてしまいましたし、この中間は在厩調整でゲート練習を積んできています。練習では大丈夫ですけど、急にキレるところがありますしその辺りが課題です。落ち着けば問題はありませんが、やってみないと分からないところがあって正直どんと来いといえる状況ではありません。オープンクラスではごまかしがききませんし、課題を修正して成果として表れないと勝ち切れませんからね。今回も自分との戦いになると思っています」

ノームコア

中山牝馬Sへ向けて調整されるノームコア

ウラヌスチャーム

中山牝馬Sへ向けて調整されるウラヌスチャーム(内)

フロンテアクイーン

中山牝馬Sへ向けて調整されるフロンテアクイーン

フローレスマジック

中山牝馬Sへ向けて調整されるフローレスマジック