【新潟注目新馬チェック】身体能力高い良血ディープ産駒の評価は…!?

スマイルカナ

◆7月27日(土)2回新潟1日目5R 2歳新馬(芝1600m)
スマイルカナ(牝2、美浦・高橋祥厩舎) 柴田大知騎手
父:ディープインパクト
母:エーシンクールディ
母父:Distorted Humor
レース評価:★★☆☆☆

ハナを切った2番人気のスマイルカナが、道中はマイペースに持ち込むと、直線でもしぶとく粘り、ゲームアルアルの強襲をハナ差抑えて優勝した。少々テンションの高いところが見られたものの、414kgと小柄なことを感じさせないフットワークには魅力を感じさせられた。騎乗した柴田大知騎手も「もう少し我慢させていくつもりでしたが、身体能力が高過ぎて2歩目からはバネだけで進んでいったので、それを引っ張り殺すよりはと思ってなだめながら運びました。能力は相当なものがあります」と、素質の高さを評価する。

母はダートで中央オープンまで出世し、地方でも12勝を挙げたエーシンクールディ。叔父は香港カップやイスパーン賞といった海外G1を勝ったエイシンヒカリという良血馬。この一族らしい先行脚質で、レースセンスが高い。「気性面の難しさが解消してくれば更に良いと思います」と柴田騎手が言うように、今後は気難しさとの相談になってくる。馬体ももう一回り大きくなればベストではないか。距離はマイルまでだろう。

ドナキアーロ

◆7月28日(日)2回新潟2日目5R 2歳新馬(芝1800m)
ドナキアーロ(牝2、栗東・牧浦厩舎) 田辺裕信騎手
父:ディープブリランテ
母:アンソニカ
母父:Purge
レース評価:★★☆☆☆

互角のスタートを切ると、外目の3番手を追走し直線へ。直線で内を突くとしぶとく伸びて優勝した。新馬戦にしては序盤が流れ、先行馬にはそう楽なペースではなかったが、その中で勝ち切った点は強調できる。騎乗した田辺裕信騎手は「まだ競馬に対してオドオドしていて、返し馬ではハミの取り方がもうひとつだったので、ゲートを出てからはポジションを取りにいくように促していきました。馬群の中でガツッとハミを取るほどのメンタルはまだありませんが、今日のような競馬ができましたし、慣れてくればいろんな競馬に対応できるようになってくると思います」と話すように、中団から差す競馬もできそうだ。

伯父は全日本2歳優駿とJBCスプリントを勝ったダートの強豪・スーニ。その甥にあたるだけあってパワー溢れる走りだった。「緩い馬ですし、使って上積みがあると思います」と田辺騎手が語るように、まだまだこれからの馬だろう。スローの瞬発力勝負になってどうかだが、相手なりに走るタイプではないか。

シコウ

◆7月28日(日)2回新潟2日目6R 2歳新馬(芝1400m)
シコウ(牡2、美浦・牧厩舎) 木幡巧也騎手
父:マツリダゴッホ
母:アンカジャポニカ
母父:Authoruzed
レース評価:★☆☆☆☆

好スタートから2番手を確保し、直線に入ってからは外にいたオウケンラブキセキに蓋をされ進路を失いかける場面もあったが、強引にこじ開けて伸び1着。脚力だけでなく勝負根性のある点を見せつけた。騎乗した木幡巧也騎手も「ガッツのある馬ですね。スタートセンスがありますし調教の動きも良く力があることは分かっていたので、自信を持って乗りました。勝負どころで他馬と競り合いながらも最後にまた良い脚を使ってくれました。距離はマイルまでもちそうです。これだけの瞬発力を使えるのかとビックリしました」と、精神面の強さをたたえていた。

母アンカジャポニカは園田のダート1400mで2勝。息子も適性距離は母に近く、1200m~1600mが主戦場となってくるだろう。ペースは標準だったが、勝ち時計は1.23.0。昨年この新馬戦を勝ったグレイシアと比べると1.4秒遅い時計でもあり、時計面の物足りなさは残る。勝負根性はあるだけに、ローカルの混戦で出番がありそうだ。