【マイルCS】「筋肉を付けながら成長してきた」ダノンプレミアム、無敗の右回りで主役に君臨

中内田調教師

13日、マイルCS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走天皇賞・秋2着のダノンプレミアム(牡4、栗東・中内田厩舎)は栗東坂路で最終調整。4F53.4-37.4-24.2-12.3秒をマークした。追い切り後に行われた共同会見での中内田充正調教師、そして川田将雅騎手のコメントは以下のとおり。

【中内田充正調教師のコメント】
■前走天皇賞・秋を振り返って
ダノンプレミアム自身、しっかりと走ってくれました。勝った馬は別として、ウチは自分の競馬はできたかなとは思っています。

■休み明けとしては想定内だったか
着順以外は想定内かなとは思っています。

■使った後の様子と、中間の調整過程
特に目立った疲れもなく。競馬を走ってきた感はありましたけど、ここまで順調に回復して調子を上げてきています。

■最終追い切りについて
先週の時点でしっかりとやれていたので、今週は調整程度でいいかなと思って坂路でサッと流すような感じで行いました。

■なかなか良い時計が出ていたが
そうですね、やっぱりこのクラスの馬なので、あれぐらいの時計は。

■この時計・動きのジャッジ
見た感じ馬も走って行っていましたし、フレッシュ感がありながら良いリズムで走っていました。

■休み明けの前走前と比べて
馬の状態自体が前走天皇賞・秋は休み明けでしたし、今回は中2週というところで比較できるところではないですけど、今回も順調と言っていいかと思います。

■間隔中2週について
まだ経験したことがないので今回が初めてですし、これで結果が出ればとは思っています。状態が良いので、馬の力は出せるかなと思っています。

■距離適性について
1600mも上手に走ってくれますし、かと言って2000mが長いということもないので、適性というより、両方ともこなしてくれるというところです。

■京都芝外1600mについて
コース形態自体気にすることはないと思いますし、マイルでもスピード的には対応できると思っています。

■今回の課題
当日まで無事に、力が発揮できる状態に持っていければと思っています。

■馬場状態や枠順の希望
希望が通るところではないので、そこは何とも言えません。枠順が出てから作戦を考えます。

■ファンへのメッセージ
2戦ぶりの1600mになりますけど、ダノンプレミアム自身、力を十分に発揮できる状態にあり、馬が主役となれるレース展開になってくれればと思っています。ぜひダノンプレミアムという馬を応援してもらえればと思っていますので、よろしくお願いします。

ダノンプレミアム
川田騎手

【川田将雅騎手のコメント】
■前走天皇賞・秋を振り返って
スムーズに競馬ができましたし、しっかりとした内容で走り切ることができましたが、やはりアーモンドアイは強かったなというのが一番ですね。

■休み明けで乗った感触
良い雰囲気で競馬を迎えることができたんじゃないかと思っています。

■初めて出会った時の第一印象
そうですね、調教で乗った時から良い馬でありましたし、その後の成績が物語る良い走りをしていましたから。ただ、一番大きなタイトルにはなかなか届いていないので……そこだけです。

■2年間で一番成長したポイント
元から素晴らしい馬だったので、特別な成長を伴ったというよりは、幼い馬が大人になったというところですね。

■馬体が成長したが
そうですね、本当に力を付けながらというか、筋肉を付けながら成長してきたなという感じです。

■距離適性について
1600~2000mくらいであれば何も問題なく走れています。

■距離の融通は利くタイプか
そうですね、競馬の中で対応してくれています。

■京都のマイル戦の印象
3角からの下りが大きなポイントにはなると思いますが、この馬に関しては特に何も問題ないと思います。

■レースに臨む意気込み
初めて詰めて使う形にはなりますけど、天皇賞からここへ順調に来ていますし、無事に当日を迎えて無事に自分の競馬ができればという思いです。

■陣営から今日の調教の感触は聞いているか
はい、いい感じだったと聞いています。

■何か課題はあるか
いえ、特にありません。プレミアムの競馬をするだけだと思っています。