【マイルCS】内枠有利ムードでも「買える外枠」の条件はコレだ!

ペルシアン

17年マイルCSで大外枠から優勝したペルシアンナイト

マイルチャンピオンシップ(G1)が行われる週から、京都競馬場の芝はCコースに変更される。前週まで使われていた内ラチ沿いの荒れた箇所がカバーされることで、内枠もしくは内を突いた馬が激走する場合が多い。

以下のように、2014年以降は毎年5番より内枠が馬券に絡んでいる。人気馬だけではなく、中穴と呼べる人気の馬たちも多く、妙味もある。

14年3着 ③グランデッツァ (9人気)
15年3着 ⑤イスラボニータ (1人気)
17年3着 ④サングレーザー (7人気)
18年1着 ①ステルヴィオ  (5人気)
18年2着 ②ペルシアンナイト(3人気)
18年3着 ③アルアイン   (4人気)

昨年に至っては最内1番枠のステルヴィオが勝ち、2番ペルシアンナイトが2着、3番アルアインが3着と馬番の順に入線し、3連単は300倍近かった。今年はエリザベス女王杯が内枠の馬がワンツーしたように、内もまだ走れる状態。Cコースに替われば、よりその傾向が強まる可能性がある。

基本的に内枠が有利の馬場とはいえ、外枠の馬たちもノーチャンスではない。近5年で2ケタ馬番から3着以内となっている馬たちには共通点があった。

15年1着 ⑯モーリス    (ムーア騎手)
15年2着 ⑩フィエロ    (Mデムーロ騎手)
16年3着 ⑮ネオリアリズム (ムーア騎手)
17年1着 ⑱ペルシアンナイト(Mデムーロ騎手)
17年2着 ⑪エアスピネル  (ムーア騎手)

外国人ジョッキーが騎乗して先行したか、内を突いて差してきた馬ばかりだ。普段からロスなく馬群を捌く競馬が求められるヨーロッパのジョッキーたちは、道中で外を回さないことが理由だろう。今年は⑩アルアイン(ムーア騎手)、⑮ダイアトニック(スミヨン騎手)、⑰レイエンダ(ルメール騎手)と、2ケタ馬番に外国人騎手が多く入った。

日本人ジョッキーが外枠の馬に騎乗した場合は、16年1着ミッキーアイルのような先行馬が馬券に絡みやすい。今年も枠順、騎手、脚質は要チェックだ。