【弥生賞】実は菜七子世代!謎多きヒューイットソン騎手は"先物買い"できるか?

初来日のヒューイットソン騎手

初来日のヒューイットソン騎手

弥生賞ディープインパクト記念(G2、中山芝2000m)で見慣れないジョッキーの名前があります。今週末から短期免許を取得したライル・ヒューイットソン騎手(22歳)。藤田菜七子騎手と同世代になる若手ジョッキーで、オーソリティに騎乗します。

すでに母国の南アフリカではG1競走を6勝。2018~19年シーズンには219勝を挙げて同国で2年連続リーディングに輝くなど、短期免許の取得に課せられた厳しい条件をクリアしての初来日です。

買えるのか、買えないのか。ファンの皆さんも気になるところでしょう。ここで注目したいのは、22歳という年齢です。近年は20代で来日した外国人ジョッキーが例外なく大活躍しています。

2019年のG1戦線で旋風を巻き起こしたレーン騎手の初来日は25歳。2020年は約1ヶ月で27勝を挙げたオイシン・マーフィー騎手も初来日は23歳でした。外国人騎手の来日が増えて成績にばらつきが出てきた現状でも、将来を期待される若手の外国人は確実に結果を残してくるといえます。

▼20代で来日した外国人騎手のおもな成績
D・レーン騎手
リスグラシュー 有馬記念(G1)、宝塚記念(G1)
ノームコア ヴィクトリアマイル(G1) など

O・マーフィー騎手
スワーヴリチャード ジャパンC(G1)
コパノキッキング 根岸S(G3) など

初騎乗週の成績はというと、レーン騎手は2019年4/27~29日の3日間開催で重賞勝ちを含む5勝。マーフィー騎手も4勝して2着2回、3着1回と大活躍しました。

年齢以外にもレーン騎手、マーフィー騎手と共通点があります。契約馬主が吉田勝己氏で、ノーザンファームから騎乗馬のバックアップが見込めるという点です。弥生賞のオーソリティもノーザンF生産馬。ヒューイットソン騎手、人気になる前に狙ってみるのも面白いでしょう。