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【新潟大賞典】斤量を見るだけでわかる!? 『荒れるハンデ重賞』で信頼できるのは?
2020/5/9(土)

左回りは得意なダイワキャグニー
突然ですが新潟大賞典(G3、新潟芝2000m)は、過去10年で1番人気馬の勝利なし。2006年オースミグラスワンから勝てておらず、2018年には「5→9→11人気」の組み合わせで3連単58万馬券が飛び出すなど、波乱傾向の強いレースです。
荒れるハンデ重賞で、攻略の糸口を探すのも難しい有様。そんな折に頭をよぎったのが、マーチSで紹介した『斤量予想』です。そこで2着クリンチャー(4人気)をオススメした理由が『ハンデ0.5キロきざみ』です。
▼ハンデ0.5キロきざみ好走馬(過去5年)
19年ミッキースワロー 2着(3人気)57.5キロ
18年スズカデヴィアス 1着(5人気)56.5キロ
16年フルーキー 2着(1人気)57.5キロ
16年シャイニープリンス 3着(8人気)56.5キロ
ハンデ戦でしかお目にかかれない斤量設定『0.5キロきざみ』の馬が、直近4年で3回も3着以内に好走しているのです!(15年は該当馬なし)
競馬における牡馬の基本斤量は57キロ。グレード別定だと勝った重賞の格に応じて1キロ増の58キロです。
ここにハンデを決めた担当者の意図が隠されています。
ハンデ戦では実績に応じて斤量を重く設定すると、実力馬がレースに出走してくれない可能性があります。そこで担当者は「本当は58キロだけど……」と比較的有利なハンデを設定したのが『0.5キロきざみ』と言われています(諸説あり)。
事実、過去4年で新潟大賞典に出走した『ハンデ0.5キロきざみ』は[1-2-1-2]勝率16.7%、連対率50%、複勝率66.7%と抜群の成績を残している点は見逃せません。
今年の該当馬は57.5キロのエアウィンザー、ギベオン、ダイワキャグニーの3頭。いずれも斤量58キロでも不思議ない実力馬だけに、重いハンデを嫌うのは危険ですよ!
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