【2歳馬情報】皐月賞馬の半弟が満を持して登場！

【マイルCS】新興勢力？海外馬？時代の転換点を見逃すな！

提供：重賞トレンドジャッジ

新潟、札幌の2場開催に加え、今週から小倉競馬が開幕する。ローカル開催も折り返し地点。徐々に秋の足音も聞こえる中、今週デビュー予定の良血馬たちを、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介する。

8月15日

◆新潟芝1600m

ファジェス(牝、モーリス×ジュモー、栗東・安田隆厩舎)
半兄プロフェット(京成杯勝ち馬)、クラージュゲリエ(京都2歳S勝ち馬)。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、CWで6F81秒台の好時計をマーク。終いはかかったが、馬場を考慮すれば悪くない。重賞勝ちした2頭の兄は新馬戦を勝っており、弟もデビュー戦勝ちで兄を追いたい。

シャドウエリス(牝、ハーツクライ×パールシャドウ、栗東・友道厩舎)
母は5勝し、オープンクラスまで出世。調教は芝コースで、ダービー馬マカヒキに胸を借りる形。さすがに遅れたものの、期待感が伝わってくる併せ馬である。

◆新潟芝1400m(牝馬限定)

カラパタール(牝、カレンブラックヒル×ロッシェノワール、美浦・池上厩舎)
半兄アガラス(東京スポーツ杯2歳S2着)。時計は目立たないが、古馬2勝クラスに先着しており、仕上げは順調に進んでいる。鞍上は丸山騎手。

小倉芝1200m(牝馬限定)

テーオーエルサ(牝、ロードカナロア×ラハイナⅡ、栗東・梅田厩舎)
半姉ラハイナヌーンは、9戦して未勝利も2着が5回。前進気勢が溢れ、坂路でも51秒7の好時計マークし、スピードは十分。スプリンターとしての資質は高そうで、平坦の1200mは絶好の舞台だ。

スクウェアセイル(牝、トゥザワールド×カラベルラティーナ、栗東・坂口厩舎)
おじカレンミロティック(金鯱賞勝ち馬、G1で2着2回)、おばヒカルアマランサス(京都牝馬S勝ち馬、ヴィクトリアマイル2着)。CWで川田騎手を背に、終い上々の時計が出ている。鞍上は川田騎手。

アレッサ(牝、キンシャノキセキ×カメリアローズ、栗東・宮本厩舎)

半兄ダローネガ(ディリー杯2歳S2着)、半兄ディキシーライト(スプリングS3着)。CWで時計は平凡だが、2週前に遅れていた併走相手を逆転し、先着している。鞍上は北村友騎手。

スンリ(牝、キズナ×ホットマンボ、栗東・清水久厩舎)
半姉コウエイオトメ(5勝)、ケイティバローズ(4勝、交流G2エンプレス杯2着)。坂路、CWともに水準レベルの時計はクリアし、併せ馬でも先着と好内容の調教をこなしている。

8月16日

◆新潟芝1800m

フィエラブラス(牡、キングカメハメハ×イタリアンレッド、美浦・手塚厩舎)
母は府中牝馬Sなど重賞3勝。半兄バレーノロッソ(3勝)。古馬1勝クラスと併せて併入し、終いの時計も速かった。新馬戦に強い手塚厩舎所属で、初戦から楽しみ。鞍上は武藤騎手。

ヴェイルネビュラ(牡、ロードカナロア×リングネブラ、美浦・大竹厩舎)
おじウェスタールンド(アンタレスS勝ち馬、チャンピオンズC2着)、近親にコズミックフォース(ダービー3着)、ミクロコスモス(阪神JF3着)がいる。｢1週前調教でも余裕ある動きを披露。まだフワフワして本気で走っている感じではないが、それだけに上のギアがありそうと｣と記者の話。鞍上は福永騎手。

ピースマッチング(牡、スウェプトオーヴァーボード×アンコールピース、美浦・斎藤誠厩舎)
3代母はダイナアクトレス(重賞4勝、ジャパンC3着)。1週前調教は、ロードエクレールに僅かに遅れている。鞍上は木幡巧也騎手。

ルドヴィクス(牡、モーリス×ピーチブローフィズ、美浦・久保田厩舎)
おじカフナ(6勝、小倉大賞典2着)、トウシンモンステラ(5勝)。手応え十分に調教時計も詰めており、レースへ向けいい形で進んでいる。

ピュアブラッド(牡、オルフェーヴル×クィーンアマポーラ、美浦・尾関厩舎)
祖母リトルアマポーラ(エリザベス女王杯勝ち馬)。気性の難しさはあるものの、調教は動いている。

アドマイヤハレー(牡、モーリス×アドマイヤシーマ、美浦・宮田厩舎)
母は3勝、おじエックスマーク(5勝)、イモータル(重賞2着2回)。ウッドで水準レベルの時計はクリアしている。

◆札幌芝1800m

キングストンボーイ(牡、ドゥラメンテ×ダイワパッション、美浦・藤沢和厩舎)
母はフィリーズレビューなど重賞2勝。半兄エポカドーロ(皐月賞馬)。柔らかい動きで芝の中距離がベストパフォーマンスの条件か。普段から賢さがある印象で、兄同様にセンスの良さが光る。まだ緩さがあるようで、札幌本馬場の3頭併せで遅れているが、これから変わっていくだろう。鞍上はルメール騎手。

◆新規入厩

デルマヤクシ(牡、オルフェーヴル×チリエージェ、栗東・友道厩舎)
半兄ハクサンムーン(重賞3勝、スプリンターズS2着、高松宮記念2着)

ジェムフェザー(牝、ディープインパクト×オーサムフェザー、栗東・藤原英厩舎)
全兄スーパーフェザー(青葉賞3着)

アヴェラーレ(牝、ドゥラメンテ×アルビアーノ、美浦・木村厩舎)
母はスワンSなど重賞2勝、NHKマイルC2着、高松宮記念3着