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【菊花賞】コントレイルも無敗の三冠なるか!?阻止する一番手は…
2020/10/18(日)
昨年の菊花賞は武豊騎手に導かれたワールドプレミアが1着
昨年の菊花賞は、皐月賞馬サートゥルナーリアとダービー馬ロジャーバローズが共に不参加でG1馬の出走がない混戦模様のなか、3番人気ワールドプレミアが中団イン追走から直線で前を行く1番人気ヴェロックスを交わし、迫る8番人気サトノルークスをクビ差振り切って優勝。初重賞勝ちがG1勝利となった。また鞍上の武豊騎手にとっては、菊花賞歴代最多勝を更新する5勝目となった。皐月賞、日本ダービーに続くクラシック最終戦。「最も強い馬が勝つ」という格言でもお馴染みの長距離レースだ。
今年何と言ってもコントレイルの3冠達成なるか、が最大の焦点になるだろう。その主役コントレイルは神戸新聞杯に出走し、道中の折り合い、仕掛けられての反応、終いの伸び脚と前哨戦としては申し分のない走りを見せて単勝1.1倍の断然人気に応えた。能力については今更疑問符を付けることもないので、あとはこの中間のテンションに注目したい。
打倒コントレイルの筆頭は、勢い一番のバビットか。4月の時点では未勝利の身の上だったが、そこからラジオNIKKEI賞、セントライト記念を含む怒濤の4連勝を決めて菊花賞へ辿り着いた。逃げて結果を出してきているタイプで今回も同様の戦法を取ると思われるが、淀の3000をリズム良く走り切れるか、調教の動きをしっかり確認しておきたい。
また重賞勝ちはないが、ヴェルトライゼンデも神戸新聞杯2着、ダービー3着の実績から逆転候補の最右翼といっていいかもしれない。まだ伸びしろの多そうな馬だけに、前哨戦を叩いての上積みがどれだけあるのか期待したい。
他にもダービー11着から前走のセントライト記念では2着と復活の兆しを見せた素質馬サトノフラッグや、同じくトライアルレースで優先出走権を得たガロアクリークなどの上昇度も気になるところだ。
グレード制を導入した1984年以降、皐月賞、日本ダービーを制して菊花賞に臨んだ7頭のうち、1992年2着のミホノブルボン、2003年3着のネオユニヴァース、2006年4着のメイショウサムソンを除く4頭はクラシック3冠を達成しており、先週の秋華賞同様に2冠馬の信頼性は高い。ただ菊花賞は秋華賞と違って、京都・芝3000という多くの馬にとって未知の領域となる長距離戦。精神面や馬体の作りなどから、この舞台で持ち味を発揮しやすいタイプを見つけていきたい。
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