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【2歳馬情報】今年も伝説の新馬戦となるか!?
2020/10/19(月)
数々の活躍馬を生み出した菊花賞デーの中距離・新馬戦。今年もPOG人気の評判馬がスタンバイ!
G1シーズン真っただ中。今週は菊花賞が行われる。菊花賞デーの中距離の新馬戦といえば、数々の活躍馬が勝ってきた大注目の一戦。参戦する素質馬たちを、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
♦10月24日
●東京芝2000m
グラティアス(牡、ハーツクライ×マラコスタムブラダ、美浦・加藤征厩舎)
半姉レシステンシア(阪神JF勝ち馬)、半兄ミッキーブラック(芙蓉S1着)。セレクトセール2億4840万円(税込)。「春に比べて稽古の動きが力強くなっており、以前とは気配が違う。古馬相手でも互角に動いており、パワフルさも目立つ。姉はマイラーだが、こちらは距離も保ちそうだ」と記者の話。兄ミッキーブラックは新馬、オープン、姉レシステンシアは新馬、ファンタジーS、阪神JFと3連勝。この馬も新馬戦からエンジン全開と行きたい。鞍上はルメール騎手。
アウトオブザブルー(牡、モーリス×スカーレットリング、美浦・栗田厩舎)
おじダノンリバティ(重賞2着3回)、おばフォンターナリーリ(5勝)。1週前調教は(以降も調教は主に1週前のもの)、坂路54秒2-12秒5を余裕十分の手応えでマークしている。栗田厩舎&山口功一郎オーナーのラインは、先日のG1南部杯をアルクトスで制覇。この流れに乗りたい。鞍上は戸崎騎手。
レッドアムニス(牡、ブラックタイド×フラニーフロイド、栗東・藤原英厩舎)
母は北米G1勝ち馬。本追い切りでは遅れが目立つものの速めの時計は出ている。鞍上は福永騎手。
●京都芝1200m
ホウオウナビゲータ(牡、マツリダゴッホ×テルリーヌ、栗東・宮厩舎)
全姉ホウオウカトリーヌ(フェアリーS2着)。こちらも上同様に筋肉質な好馬体で、前進気勢溢れるスピードが持ち味。坂路53秒5-12秒5と時計も悪くない。前向きな気性とパワー寄りの馬体から、距離はマイルまでか。鞍上は藤岡康騎手。
●京都ダート1800m
ワセダハーツ(牡、ハーツクライ×パーソナルレジェンド、栗東・橋口厩舎)
半姉ミラクルレジェンド(JBCレディスクラシック2勝)、半兄ローマンレジェンド(東京大賞典勝ち馬)。調教は3頭併せで追われ、終いの時計は上々だ。
ロシアンサモワール(牝、American Pharoah×Megalicious、栗東・松永幹厩舎)
OBSマーチセールで2Fの最速時計をマークした馬。父はアメリカ3冠馬で、日本でもダノンファラオ、カフェファラオを出すなど大活躍だ。調教はCWで6F81秒台の好時計を出し3頭併せで最先着と順調に進んでいる。
♦10月25日
●東京芝1600m
アルコディオーサ(牝、ディープインパクト×ナスケンアイリス、美浦・手塚厩舎)
半兄モジアナフレイバー(東京大賞典3着)、ゴルトマイスター(4勝)。10月17日の東京マイル戦を除外になり、ここへ回る予定。2週前までは目立たなかったが、1週前は坂路52秒9-12秒6で、古馬3勝クラスのムスコローソと併入。ここへ来て良化してきている。
●京都1800m
シャフリヤール(牡、ディープインパクト×ドバイマジェスティ、栗東・藤原英厩舎)
全兄アルアイン(皐月賞、大阪杯勝ち馬)。福永騎手を乗せて好調教を連発。鞍上、陣営ともに高い評価を与えている。菊花賞デーの中距離新馬戦の勝ち馬からは、ワールドプレミア、エピファネイア、ローズキングダム、アンライバルドなど複数のG1ウイナーが誕生。G1を勝てなくてもグレイル、ドレッドノータス、ダノンバラード、トーセンスターダムらPOG期間内の重賞勝ち馬もいる。偉大な歴代勝ち馬に名を連ねたい。鞍上は福永騎手。
ヴィヴァン(牡、ハーツクライ×キトゥンズクイーン、栗東・池江厩舎)
調教は坂路で53秒1-12秒2。2週前もCWで好タイムを出しており、ここ3週の併せ馬は全て先着。初戦から好勝負可能だ。鞍上は武豊騎手。
●京都芝1600m(牝馬限定)
ミスフィガロ(牝、ディープインパクト×ミスアンコール、栗東・友道厩舎)
全兄ワグネリアン(ダービー馬)。この血統らしい軽いフットワークで切れがあり、ここ2週は芝で追われ、1週前は終い1Fに好時計が出ている。兄姉6頭中4頭が新馬勝ちしており、デビュー戦から好走を期待したい。鞍上は福永騎手。
ジェネレイトヒート(牝、ディーインパクト×トータルヒート、栗東・藤原英厩舎)
母は5勝し、オープンクラスまで出世。10月17日の新潟芝1400mを除外され、当レースか、同日の新潟(芝1600m・牝馬限定)に回る予定。2週前までは平凡だったが、1週前調教では良化と上昇がみられるので、除外もプラスに働きそうだ。
トラウンシュタイン(牡、オルフェーヴル×トラウム、栗東・奥村豊厩舎)
近親サトノルークス(菊花賞2着)、タッチングスピーチ(ローズS勝ち馬)。速めの本数が少ない状況で水準レベルの時計はクリアしており、いい状態でデビューを迎えられそうだ。なお翌週の京都芝2000mに回る可能性もある。
ブールアネージュ(牝、モーリス×フェイブルネージュ、栗東・加用厩舎)
母は3勝。芝、坂路、ポリトラックなどいろいろなコースで本追い切りが行われており、芝コースでは好タイムが出ている。
ナンヨーアイボリー(牝、ロードカナロア×ナンヨーカノン、栗東・松永幹厩舎)
母は4勝。おじスワーヴリチャード(ジャパンC、大阪杯勝ち馬)、バンドワゴン(4勝、きさらぎ賞2着)。調教はCWで5F66秒台の時計を楽にマークし、初戦から行ける態勢にある。
メイプルリズム(牝、モーリス×トレンドハンター、栗東・橋口厩舎)
母はフラワーC勝ち馬、桜花賞3着。坂路52秒9-12秒4で、古馬3勝クラスのゴーストに先着と、好内容の調教を見せている。
●新潟芝1600m(牝馬限定)
コントゥール(牝、ハーツクライ×シェアザストーリー、栗東・高柳大厩舎)
半姉レッドクラウディア(交流GⅢクイーン賞勝ち馬)。CWで6F81秒台の好時計と、2週前に比べ大きく前進しており、レースが楽しみになってきた。鞍上は西村淳騎手。
パレドジュスティス(牝、ロードカナロア×ラブリネスオブパリ、栗東・西村厩舎)
半兄シフルマン(現3勝)、祖母ファビラスラフイン(秋華賞勝ち馬、ジャパンC2着)。調教は目立たないが、1週前は終いの時計に良化が見られ、レースへ向け仕上がってきている。鞍上は吉田隼人騎手。
♦新規入厩
アメイジングタイム(牡、モーリス×マジックタイム、栗東・友道厩舎)
母はダービー卿CT、紫苑S勝ち馬
グランオフィシェ(牡、キングカメハメハ×マーブルカテドラル、美浦・久保田厩舎)
母はアルテミスS勝ち馬
ラグナキリア(牡、ロードカナロア×ララア、美浦・高木厩舎)
母は北米G1勝ち馬。半姉サラス(マーメイドS勝ち馬)、セラピア(現4勝)
ウインチェレステ(牡、ドゥラメンテ×コスモチェーロ、美浦・畠山厩舎)
半姉ウインマリリン(フローラS勝ち馬、オークス2着)、半兄ウインマーレライ(ラジオNIKKEI賞勝ち馬)
ルティレ(牝、モーリス×リトルアマポーラ、美浦・田中博厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬。半兄エジステンツァ(平地4勝、障害1勝)
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