【秋華賞】デアリングタクト史上初の快挙!実は嫌な予感しかなかった!?…独占手記

断然の単勝人気に応えて秋華賞を勝ったデアリングタクト

断然の単勝人気に応えて秋華賞を勝ったデアリングタクト


【デアリングタクト 独占手記】
岡田牧雄氏(岡田スタッドグループ代表)

デアリングタクトはとにかく「負けなくてよかった」っていうのが偽らざる本音。秋華賞を「勝ちたい」っていう積極的な気持ちより、「負けたくない」っていう消極的な気持ちになるくらい、プレッシャーがあったんだよね。本番前に取材陣が押し寄せるし、単勝は1.3倍なんて言う「私的に慣れてないオッズ」だったからなぁ。まあ「もし負けたらどうなっちゃうんだろ……」って不安でいっぱいだった(笑)。

それがさらに増幅されたのは直前のパドック。結構入れ込んでいたんで、さらに「嫌~な予感」がしてきたんだ。ところが、レースでは横綱相撲で完勝。嬉しいって気持ちより、ホッとしたっていうのが正直なところ。牝馬3冠を達成できて、まさに「肩の荷が下りた」って感覚だね。