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【ジャパンカップ】展開向くぞ!『絶好ポジション』から突き抜ける馬はコレだ!
2020/11/28(土)
5つ目のG1タイトルを狙うコントレイル
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は、日曜東京12Rジャパンカップ(G1、東京芝2400m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
<1>3強同士の駆け引き
<2>3強以外の位置取り
有力馬が内枠に固まりましたね。注意すべきライバルが近くにいるわけですから、当然競馬がしやすくなります。
明確な逃げ馬⑨トーラスジェミニが迷わずハナに行きます。展開予想において少々厄介な存在なのが④キセキ。前走では精神的にも成長した面を見せていましたし、ここではポンと好スタートを決めると想定して話を進めます。④キセキも前に行くとなればペースは速まり、後続集団は平均ペースで流れます。
<向正面>
↑⑨
↑
↑④
↑
↑①⑪
↑ ⑥⑮
↑
↑②⑦⑩
↑ ⑬
↑
↑ ③⑤⑫
↑ ⑧⑭
中団には現役屈指の切れ味を持っている馬たちが控えているので、切れで劣る馬にとっては少しでも前の位置で、よりスタミナを生かせる競馬に持ち込みます。
①カレンブーケドールや前走で先行策で結果を出した⑮グローリーヴェイズは、3強より前の位置で自分の力を出し切る競馬に徹します。
3強の中で最も前にいるのが⑥コントレイルでしょう。これまで見せてきた正攻法での勝ちパターンです。この馬も自分のペースを守って、相手どうこうよりも力を出し切る走りを目指します。
もしペースが遅いなと感じた場合は、前々のポジションを取りたがる岩田康騎手が乗る⑬ユーキャンスマイルが早めに押し上げていくでしょう。
<直線入口>
↑⑨
↑④
↑ ①⑮
↑
↑ ⑪⑥
↑ ⑦②
↑ ⑬
↑ ③⑤
↑ ⑩
↑ ⑧⑫
②アーモンドアイは、ルメール騎手が⑥コントレイルを目標にしながら運ぶでしょう。実際に対決した菊花賞2着アリストテレスのイメージです。どちらの騎手もペース読みに長けていますから、下手な位置で自滅することは考えられません。
いくらアーモンドアイといえども、2400m戦で直線一気となると苦しいです。また、ルメール騎手が3~4コーナーで内に入れるとは思えないので、直線を向く頃には外に持ち出して最後の勝負に備えます。
決め手勝負で挑む⑤デアリングタクトは、3強の中では一番後ろからの競馬となります。力のある馬にとって斤量差の後押しがあるのは大きいです。しっかりとスピードに乗り切れるので、例え切れ負けしたとしても最後まで脚色が鈍ることなく伸びてくるはず。
ここまでくれば、あとは長い直線での決め手勝負です。序盤、中盤でどれだけ余裕を持っていられるかで着順、着差も変わってきます。世紀の一戦を存分に楽しみましょう!
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