【フェアリーS】トリッキーな舞台の3歳牝馬重賞は一筋縄では決まらない!

昨年はスマイルカナが後続に影を踏ませぬ逃げ切り勝ち

昨年はスマイルカナが後続に影を踏ませぬ逃げ切り勝ち


昨年は、最内枠を引いた3番人気スマイルカナが好スタートからハナを奪って最後の直線でもセーフティーリードを保ち、追い込んできた7番人気チェーンオブラブに2馬身1/2差をつける完勝劇で重賞初勝利を飾った。

前走アルテミスステークス3着のテンハッピーローズが年明け初戦を迎える。初戦は小回りの小倉1200で勝利をあげ、2戦目のサフラン賞はトリッキーな中山マイルで2着、そして前走は直線の長い東京マイルで3着と場所を選ばず堅実な走りを見せている。関東圏への輸送競馬が続くなか、どのような仕上がりで臨んでくるか注目だ。

また同じアルテミスステークス出走組のクールキャットも楽しみな存在。前走はプラス14キロの518キロで臨んで5着とまさに成長の真っ只中にあると言えそうで、今回も肉体面でどのような変化を見せてくるかチェックしておきたい。

前走ファンタジーステークス4着のオプティミスモもスタンバイ。初戦は好位抜け出しで勝ち上がり、前走は後ろから運んで終いを伸ばし、競馬の幅広さを見せた。今回は中山への輸送と1ハロン延長がカギになりそうだ。

他にもアトミックフレアタイニーロマンスをはじめ未知の魅力を秘める馬も多い。

人気馬は苦戦の傾向にある一戦で、近5年で馬券圏内にきた1番人気馬は1頭、2番人気馬も1頭のみ。といって大波乱とまではいかず、二桁人気馬は2016年2着のダイワドレッサーと2017年勝ち馬ライジングシーズンの2頭が馬券に絡んだのみ。3番人気から9番人気辺りに該当しそうな馬たちをチェックしておくのも良いだろう。