【金鯱賞】名騎手アンカツが発見!デアリングタクトと一緒に来てもオイシイ1頭

三冠牝馬デアリングタクトの陰に隠れた穴馬は…

三冠牝馬デアリングタクトの陰に隠れた穴馬は…


金鯱賞(G2、中京芝2000m)はレジェンド騎手におまかせ!G1レース通算22勝の名騎手アンカツこと安藤勝己さんが、元ジョッキーの視点から鋭く予想します!

☆ポイント☆見逃しがちな左回りコース実績

金鯱賞の舞台となる中京競馬場は、東京や新潟と同じく左回りで行われる。JRAには全部で10の競馬場があるけど、そのうち7つは右回りだから絶対数が少ない。

いきなり何の話だと思うよね? ファンの立場だと競馬場が左右どちら回りとか、あまり重要なファクターとして認識されていないようだから。

でも、金鯱賞の馬券検討には欠かせないポイントの1つ。何故なら近年を振り返ると、左回りの競馬場しか走らない『サウスポー』の激走が目立つんや。

▼金鯱賞で激走した主な左回り巧者(過去4年)
20年
2着 サトノソルタス   ( 8人気)
→東京で2勝。共同通信杯(G3)2着

3着 ダイワキャグニー  ( 6人気)
→東京で全7勝。右回り[0-0-1-3]

19年
2着 リスグラシュー   ( 5人気)
→左回りで重賞2勝を含む[2-4-0-2]

18年
1着 スワーヴリチャード ( 1人気)
→左回りで重賞2勝を含む[2-2-0-0]

2着 サトノノブレス   ( 8人気)
→16年中日新聞杯1着、14年金鯱賞2着など

17年
1着 ヤマカツエース   ( 1人気)
→16年金鯱賞1着など

3着 スズカデヴィアス  (13人気)
→17年白富士S1着
※各馬の成績は当時

サラブレッドは左右どちらかで上手くコーナーを回れなかったり、本来の能力を発揮できない馬が少なくない。

去年の金鯱賞でも人気薄で2着に来たサトノソルタス、3着に粘ったダイワキャグニーは、どちらも典型的な左回り専用機やった。この手の馬は陣営も適性を考慮して左回りの競馬場を中心に出走ローテを組むんだよね。

今年は3冠牝馬デアリングタクトと、ジャパンCで接戦を演じたグローリーヴェイズの一騎打ちムード。私が面白いと思っているサウスポーの穴馬が馬券に絡めば、去年みたいに意外な好配当決着もあるんじゃないかな。

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