【桜花賞】「外枠=不利」とは限らない!多くのファンが見落としがちな波乱の使者

16年桜花賞を13番枠から勝ったジュエラー

16年桜花賞を13番枠から勝ったジュエラー


◆桜花賞のポイント◆
桜花賞(G1、阪神芝1600m)は、外枠有利のレース。過去5年で5~8枠に入った馬が4勝を挙げており、馬券に絡んだ1~3着馬15頭のうち10頭が該当する。

▼桜花賞の枠順別成績(過去5年)
1枠[0-1-0- 8]複勝率11.1%
2枠[0-0-2- 7]複勝率22.2%
3枠[0-1-0- 9]複勝率10.0%
4枠[1-0-0- 9]複勝率10.0%
5枠[2-0-2- 6]複勝率40.0%
6枠[0-1-0- 9]複勝率10.0%
7枠[2-0-1-12]複勝率20.0%
8枠[0-2-0-13]複勝率13.3%

▼桜花賞の馬番別成績(過去5年)
1~ 8番[1-2-2-33]複勝率13.1%
9~16番[4-3-3-40]複勝率20.0%

桜花賞は3歳牝馬限定のG1。馬群でモマれて能力を発揮できない馬も多く、過去5年で1~3枠に入った馬の勝利はない。

スムーズな競馬ができる外枠が有利に働いている可能性が高く、2019年はシゲルピンクダイヤ(7人気)が8枠16番から2着に激走。昨年もレシステンシアが8枠17番から2着に粘り込んだ。

同じ3歳牝馬限定の秋華賞、フローラS、紫苑Sなどでも「外枠有利」の傾向は散見される。「G1は内枠有利」という一般ファンのイメージとは逆に、外枠を嫌われた人気薄が絶好の狙い目となる。

◆桜花賞の注目馬◆
ミニーアイル

過去5年で3度馬券に絡んでいる7枠(14番)を引いた。前走のフィリーズレビューは、内を立ち回った馬が上位を占める中で4コーナー15番手から大外を回って僅差の3着まで追い込んでいる。

デビュー6戦全てメンバー1~3位の上がりを使っているように末脚は堅実。直線の長い外回りコースで、さらにパフォーマンスを上げる可能性も秘めている。