【オークス】アンカツが断言!「桜花賞組vs別路線組」本当に買えるのはどっち?

09年オークス勝ち馬ブエナビスタ

09年オークス勝ち馬ブエナビスタ


春のG1も絶好調!2009年にブエナビスタでオークス(G1、東京芝2400m)を勝っている、「アンカツ」こと安藤勝己さんが元ジョッキーの視点から鋭く予想します。

☆ポイント☆
  • 「桜花賞組vs別路線組」の力関係

例年オークスは王道ローテの桜花賞組が強いレースやけど、今年はちょっと様子が違う感じやね。

過去10年で7勝は出走数が多いこともあるで、今年の桜花賞は内有利の馬場で外を回った馬には厳しい展開やった。1~3着馬が揃って有利な内目をロスなく立ち回とったし、枠順をシャッフルしてもう1度やれば、恐らく全然違う結果になるんやないか?

ただ、馬が本当に強ければ多少馬場や展開が向かなくても、能力の違いで勝てるのが桜花賞や。

オレは桜花賞を4回も勝たせてもらったけど、ほとんど道中最後方に近い位置取りからの差し切りだった。その中でも2009年のブエナビスタ(4角16番手)はアーモンドアイ級に抜けた馬やったし、いまだから話せるけど直線だけの競馬で勝てる自信はあったよ(笑)。

そう考えると今年の桜花賞組は少々物足りんで、毎年軽視される「別路線組」でも足りるかもしれん。特に注目は「忘れな草賞とフローラS組」や。

▼前走忘れな草賞orフローラS組の好走例(過去5年)
●21年
1着 ユーバーレーベン(3人気)
→前走フローラS3着

●20年
2着 ウインマリリン(7人気)
→前走フローラS1着

3着 ウインマイティー(13人気)
→前走忘れな草賞1着

●19年
1着 ラヴズオンリーユー(1人気)
→前走忘れな草賞1着

●17年
2着 モズカッチャン(6人気)
→前走フローラS1着

最近の競馬は距離別に路線整備が進んで、得意な条件を使う傾向が強まっとる。過去5年のオークスで別路線組が来なかったのは、桜花賞1~3着馬が上位を独占した18年くらいや。

活躍が目立つ別路線組の中でも、距離が2000mの「忘れな草賞とフローラS」が馬券的に狙いで、桜花賞組と比べて上位好走馬でも人気にならんのも魅力やね。

今年の忘れな草賞は(川田)ユウガが桜花賞馬スターズオンアースを蹴って、こっちを選んだアートハウスが勝利。フローラSは1着エリカヴィータ、2着パーソナルハイ、5着ルージュエヴァイユあたりが出走を予定しとる。

これに阪神ジュベナイルフィリーズでオレが◎を打った、桜花賞4着サークルオブライフと、1番人気に支持されて10着に敗れたナミュールは、どちらも8枠を引いて勝負所で外々を回る苦しい展開やった。

例年であれば有力視される桜花賞の上位組やけど、今年は馬券外に敗れていた馬や、別路線組に注目したい。

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