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【2歳馬情報】ソダシに続くか!?話題の白毛馬が日曜函館に登場!
2022/6/27(月)
東京、阪神開催が終わり、中央競馬はいよいよ本格的に夏のローカル開催に移行する。話題の白毛馬アオラキを筆頭に各場に期待馬や素質馬が揃った。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が有力馬を紹介していく。
◆7月2日
●福島芝1200m
スムースベルベット(牝、ディスクリートキャット×ローブドヴルール、美浦・手塚厩舎)
母は2勝。近親タスカータソルテ(重賞3勝)、ネオヴァンドーム(きさらぎ賞勝ち馬)。ここまで併せ馬では常に遅れることなく、1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)も、ウッド5F68秒4-11秒5と終いに上々の時計が出ている最近5年の福島・新馬戦の連対率が5割を超える手塚厩舎。この馬も連対可能なレベルにある。
ナックブレイブ(牡、レッドファルクス×ワキノバクシン、美浦・杉浦厩舎)
半兄ワキノヒビキ(3勝)。調教はウッド5F68秒1-11秒6。速めの本数は少なく、まだまだ変わり身は見込める。
●福島ダート1150m
フェブルウス(牡、カレンブラックヒル×マトリョーシカ、美浦・上原厩舎)
母は3勝、半兄ヴォルゴグラード(現在2連勝中)、近親トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯勝ち馬)。1週前は全体時計が遅かったが、2週前はウッド5F67秒7-11秒5と、速めの時計が出ている。
●小倉ダート1000m
ヴァルダリス(牝、ヴォクトワールピサ×マチカネハヤテ、栗東・杉山佳厩舎)
全姉レッドアネモス(クイーンS勝ち馬)。2週前はCWで4Fから速めの時計を出し、1週前は坂路53秒1-12秒3。重い馬場にもめげず、1F12秒前半で締めている。鞍上は永島騎手。
●函館芝1200m
アフロビート(牡、ドレフォン×アーマンディ、美浦・栗田厩舎)
近親ダークシャドウ(重賞2勝、天皇賞・秋2着)。調教はウッド5F68秒1-11秒6。終いの時計も詰まり、デビューへ向け順調に良化が進んでいる。
◆7月3日
●福島芝1800m
フロムナウオン(牡、モーリス×アドマイヤキュート、美浦・手塚厩舎)
母は3勝。半兄スペシャルドラマ(3勝)、おじグランプリボス(NHKマイルC勝ち馬。「見栄えのする好馬体で迫力満点。稽古の動きも文句なしで、ポテンシャルはかなり高い。父同様に活躍の場はマイルから中距離までこなせそう」と現地記者の話。2週連続でウッド5F67秒台、終いは11秒台前半でまとめており、手塚厩舎の中でも特に目立っている一頭だ。
ロジザキア(牝、キズナ×ザキア、美浦・国枝厩舎)
おばザルカヴァ(凱旋門賞、フランスオークスなど、フランスGⅠ5勝)。1週前の東京マイルを除外になり、ここへ回る予定。ウッドで水準レベルをクリアする時計を複数出しており、1週前のレースも好勝負が期待された馬。デキが維持できれば、ここも面白いレースになりそうだ。
ミラクルキャッツ(牝、キンシャサノキセキ×ランニングボブキャッツ、美浦・堀厩舎)
半兄アジアエクスプレス(朝日杯FS勝ち馬)、レピアーウィット(マーチS勝ち馬)。「堀厩舎らしくデビュー前から時間をかけてじっくりと調整。父ほどのスプリンターの印象はなく、距離はマイル前後あってよさそう」とは記者の話。派手な時計は出していないが、それでもウッド5F68秒6-11秒3と、終いに速い時計をマークしている。上はダートで好走が目立つが、まずは芝からスタート。
●福島芝1200m(牝馬限定)
チカポコ(牝、ブラックタイド×アスペンアベニュー、栗東・西園厩舎)
半兄エルリストン(3勝)。近親レジネッタ(桜花賞馬)。2週前の坂路で52秒6-12秒2、1週前の坂路で53秒1-12秒4の好時計。24日にはスタート練習も行い、短距離戦デビューへ向け準備はできている。
●小倉芝1800m
トーホウガレオン(牡、リアルスティール×デビルズコーナー、栗東・石坂厩舎)
母は3勝。派手な時計は出ていなかったが、1週前はCW5F67秒8-12秒4と、時計を大きく詰めてきた。レースまでの1週間で、更に変わりそうな雰囲気だ。鞍上は福永騎手。
アリスヴェリテ(牝、キズナ×ルミーエルヴェリテ、栗東・中竹厩舎)
全兄キメラヴェリテ(交流GⅢ北海道2歳優駿勝ち馬)、半兄リアンヴェリテ(8勝)。牧場でしっかり作ってきたようで、速め2本目の坂路で52秒3-12秒6の好時計が出た。兄姉に新馬勝ちの馬はいないが、この調教内容なら初戦から好勝負できそうだ。
シャドウフューリー(牡、イスラボニータ×コージーロージー、栗東・杉山晴厩舎)
母は北米で重賞3勝、GⅠ3着。半兄デュアライズ(4勝)。初めて強めに追った1週前は、CWで6F80秒8、5F66秒7-11秒7の好時計。デビュー勝ちへ向け1歩前進だ。
●小倉芝1200m
キールロワイヤル(牡、ダイワメジャー×ベルロワイヤル、栗東・斉藤崇厩舎)
母は北米GⅠ勝ち馬。2週前までは時計も目立たなかったが、1週前は坂路52秒4-12秒9。終いは少々かかったものの、全体時計を一気に詰めてきた。なお翌週の同コースのレースにまわる可能性もある。鞍上は団野騎手。
●函館芝1800m
アオラキ(牡、ゴールドシップ×カスタディーヴァ、美浦・田村厩舎)
白毛で話題の馬。「父母ともにスタミナ血統。稽古の動きからもスピードタイプではなく、ステイヤー型。バテずに長く脚を使える印象で洋芝もマッチする」と記者の話。時計の出にくい函館でも動いており、ますます注目度を増している。白毛初のGⅠ馬ソダシは、7月の函館芝1800mの新馬戦でデビューし快勝。後の活躍に繋げている。血統は違うが、同時期の新馬戦を勝利デビューとなれば、ソダシ2世の見出しが並びそうだ。
ルクスグローリア(牡、サトノダイヤモンド×ヒカルアモーレ、美浦・宮田厩舎)
半兄シュペルミエール(日経新春杯3着)、半姉グランデアモーレ(4勝)。馬自体は新馬向きでは無さそうだが、調教タイムは出ているうえ、古馬との併せ馬も常に優勢。イメージ以上に初戦から動けそうだ。鞍上は横山武史騎手。
シーウィザード(牡、ビーチパトロール×メリーフェザー、美浦・鹿戸厩舎)
半兄シゲルタイタン(現4勝)、グランアリエル(現2勝)。1週前は全体も遅めだが、2週前は余裕をもってウッド5F68秒4-11秒6を出し、併せた古馬2頭に先着と好内容の調教。上2頭は短距離で活躍しているが、本馬は中距離でデビュー。この距離で結果を出せれば、展望は広がる。
◆新規入厩
ジェイパームス(牡、ジャスタウェイ×キラーグレイシス、美浦・堀厩舎)
半兄キラーアビリティ(ホープフルS勝ち馬)
バロッサヴァレー(牝、ハーツクライ×ピラミマ、栗東・高野厩舎)
半兄スワーヴリチャード(ジャパンC、大阪杯勝ち馬)、バンドワゴン(きさらぎ賞2着)
アスクビートルズ(牡、Frankel×ストレイトガール、栗東・藤原英厩舎)
母はGⅠ3勝(ヴィクトリマイル2回、スプリンターズS)
エレガントムーン(牝、カレンブラックヒル×ムーンフェイズ、栗東・牧浦厩舎)
半兄オウケンムーン(共同通信杯勝ち馬)
ロフティーイデアル(牝、サトノクラウン×ロフティーエイム、美浦・林厩舎)
母は福島記念勝ち馬。半兄エイムアンドエンド(3勝、共同通信杯3着)
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