【スプリンターズS】初の1200m戦でシュネルマイスターは本当に買えるのか?

初のスプリント戦となるシュネルマイスター

初のスプリント戦となるシュネルマイスター


今年、スプリンターズステークス(G1、中山芝1200m)の出走予定馬で、最も馬券の取捨に悩むのがシュネルマイスターでしょう。

2021年のNHKマイルC勝ち馬で3歳時に出走した21年安田記念3着。マイルCS2着、21年安田記念2着と芝1600mのG1では4戦続けて好走している強豪マイラーです。

しかし、シュネルマイスターは1200m戦で過去に勝利経験どころか、出走すら今回が初めて。ペースの違いに戸惑わないか心配ですよね?

先に結論から申し上げると、全く心配いりません。それどころか「最新トレンド」に照らし合わせると、逆に“買い”と断言できます。

何故なら近年のスプリントG1では、芝1200mに出走経験が無かった馬が馬券に絡んでいるのをご存知でしたか?

22年 高松宮記念
2着 ロータスランド(5人気)

21年 スプリンターズS
初の芝1200m出走馬なし

21年 高松宮記念
2着 レシステンシア(1人気)
3着 インディチャンプ(3人気)

20年 スプリンターズS
初の芝1200m出走馬なし

20年 高松宮記念
2着 グランアレグリア(2人気)

2020年の高松宮記念では後にG1競走を6勝する女傑グランアレグリアが2着。翌21年の高松宮記念でも2着に19年の阪神ジュベナイルF勝ち馬レシステンシア、芝1600mのG1競走2勝のインディチャンプが3着に好走してします。

この3頭だけだと「馬が強かっただけでは?」となるところも、今年の高松宮記念ではG3しか勝っていないロータスランド(5人気)が初の1200戦で2着に入るなど、格下馬でも馬券に絡んでいるのは見逃せません。

今回のシュネルマイスターはインディチャンプと実績に遜色なく、当時のレシステンシアやロータスランドよりも格上馬。距離経験の無さを嫌われて評価を落とすようであれば、馬券的に絶好の狙い目となります!