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【2歳馬情報】調教で非凡なスピード!?今週も期待の良血馬たちが続々デビュー!
2022/10/24(月)
東京競馬場ではG1・天皇賞・秋が行われる今週末。G1馬を母に持つ良血馬や、調教で非凡なスピードを見せる期待馬など続々とデビュー予定!そんな注目馬を、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆10月29日
●東京芝1600m
コスタノヴァ(牡、ロードカナロア×カラフルブロッサム、美浦・木村厩舎)
母は3勝。半兄リレーションシップ(現4勝)、おじピイラニハイウェイ(交流重賞2勝)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、ウッド6F84秒2-69秒3-12秒3。「サイズは十分にあるが重たい印象はなく、加速の際のスピードが非凡。やや寸の詰まった体型で、中距離よりもマイルに適性を感じる作り」と記者の話。鞍上は川田騎手の予定。
リラックス(牡、イスラボニータ×ベストロケーション、美浦・久保田厩舎)
母は5勝、キーンランドC3着。半兄ベストアクター(阪急杯勝ち馬)、おじステージチャンプ(重賞2勝、GⅠ2着2回)、おばプライムステージ(フェアリーS勝ち馬、桜花賞3着)。ウッド6F84秒7-68秒4-12秒2と時計は遅めだが、初めて一杯に追っており、この1本で仕上がりは進むだろう。
●東京芝1400m(牝馬限定)
アイリッシュパール(牝、Saxon Warrior×ホームカミングクイーン、美浦・栗田厩舎)
母はGⅠイギリス1000ギニー勝ち馬。半姉シェイル(アイルランド2歳GⅠ勝ち馬)、おじディラントーマス(凱旋門賞などGⅠ6勝)、おばクイーンズロジック(全欧2歳牝馬チャンピオン)。「熱発などあってデビューが延びたが、順調に稽古は積めており、まずまずの態勢。新種牡馬の父はディープインパクトの直仔。一瞬の切れ味よりも長く使える脚があり、スピードの持続するタイプ」と記者の話。調教はウッド5F67秒4-12秒4。前回調整時(7月)は、ウッド5F65秒台を連発して脚力は見せている。
ナトゥーア(牝、グレーターロンドン×ネイチャーガイド、美浦・堀内厩舎)
半姉シュンドルボン(中山牝馬S勝ち馬)、おじリキッドノーツ(東京新聞杯2着)。現状はポリトラック中心だが、2週連続古馬と併入しており、しっかり負荷はかけられている。同僚ミカッテヨンデイイ(フェニックス賞1着)に続きたい。
●阪神芝2000m
ジャスティンレオン(牡、ハーツクライ×ダイワパッション、栗東・杉山晴厩舎)
半兄エポカドーロ(皐月賞勝ち馬)、キングストンボーイ(現2勝、青葉賞2着)。調教はCW82秒1-66秒6-11秒3。上り1F11秒3は、木曜日のCWでリバティアイランドと並ぶ2歳のベスト(リバティアイランドは6F83秒9)。ハーツクライ産駒らしく2歳戦向きでは無いという話だが、この調教内容なら初戦から期待を賭けてしまう。鞍上はCデムーロ騎手。
ヨリマル(牡、リアルスティール×テイエムオーシャン、栗東・上村厩舎)
母は桜花賞などGⅠ3勝。調教はCW6F82秒4-66秒2-11秒7で、3頭併せで最先着。ここまで母からは目立った仔が出ていないが、この調教なら当たりを期待したくなる。
シェイクユアハート(牡、ハーツクライ×ルンバロッカ、栗東・宮厩舎)
半兄ロッカヴェラーノ(すみれS1着)をはじめ、兄姉に3勝以上した馬が5頭いる。坂路で52秒5-12秒3をマークと、2週前から大きく時計を詰めており、デビュー戦へ向け上昇中だ。
マテンロウジョイ(牡、ハービンジャー×パッショナルダンス、栗東・四位厩舎)
半姉ウインクルサルーテ(5勝)、おじアタラクシア(日本ダービー3着)、トリッキーアイズ(札幌2歳S3着)。1週前は坂路55秒2-12秒5、2・3週前はCWで終い重点とはいえ1F11秒台前半の時計をマークしており、末脚に注目したい。
◆10月30日
●東京芝1800m
ココクレーター(牝、エピファネイア×プルメリアスター、美浦・木村厩舎)
母は3勝。おばリスグラシュー(有馬記念などGⅠ4勝)。ウッド6F83秒7-68秒1-11秒9。終いまでしっかり動いており、楽しみな一頭。ただ折り合いに難しい面があるので、そのあたりをデビュー戦では確認したい。鞍上はルメール騎手。
ノルドヴェスト(牡、ロードカナロア×マエストラーレ、美浦・萩原厩舎)
母は4勝。半兄ルヴァンスレーヴ(チャンピオンズCなど交流含むGⅠ4勝)、おばアイアンテーラー(交流GⅢ勝ち馬)。3週連続ウッドで5F67~68秒台、1F12秒台前半と、安定した時計を出している。陣営も、ほぼ仕上がっとの話で、デビュー戦から動ける態勢にある。鞍上はCデムーロ騎手。
エメリヨン(牝、ドゥラメンテ×レディフォグホーン、美浦・加藤士厩舎)
母は北米GⅡ勝ち馬。調教はウッド6F83秒8-67秒0-12秒4。併せた古馬に遅れたが、大きく追走したもの。2週前の坂路でも53秒1-12秒5と水準レベルはクリアしている。鞍上は福永騎手。
●東京ダート1600m
ローレルキャニオン(牡、ジャスタウェイ×キャンプロック、栗東・須貝厩舎)
母はフランスGⅢ勝ち馬、GⅠ2着。調教はCW6F79秒8-65秒0-12秒0で、古馬2勝クラスに大きく先着。CW6Fの時計は水曜日の2歳ベストタイムだ。鞍上はMデムーロ騎手。
ゴルトレオパルト(牡、ヘニーヒューズ×キタサンメジャー、美浦・高木厩舎)
おじローレルゲレイロ(高松宮記念、スプリンターズS勝ち馬)、リキサンマックス(きさらぎ賞2着)、おばアメージングムーン(ファンタジーS3着)。調教はウッド6F84秒9-68秒2-11秒8。2週前は3頭併せ遅れたが、1週前は前回遅れた相手に併入を果たし、終いの時計を詰めていることから、ここへ来ての変わり身がうかがえる。鞍上は菅原明騎手。
●阪神芝1800m
シュタイナー(牡、ルーラーシップ×ジュモー、栗東・池江厩舎)
半兄プロフェット(京成杯勝ち馬)、クラージュゲリエ(京都2歳S勝ち馬)。兄姉7頭中、池江厩舎所属の2頭が重賞ウイナーに。池江厩舎に入った本馬は、期待が高まる。調教はCW6F83秒0-68秒1-11秒9。「兄たちは比較的、重厚なタイプだが、こちらは460キロ前後の軽さある馬体の作り。ウッドの稽古はやや地味でも、いかにも芝で弾けそう」と記者の話。鞍上は岩田望騎手。
ベルシャンブル(牝、キズナ×シャンブルドット、栗東・中内田厩舎)
おばイルーシヴウェーヴ(GⅠフランス1000ギニー勝ち馬)、近親アドマイヤビルゴ(現4勝)。調教は坂路56秒5-12秒3。次回の調教は長めからしっかり時計を出すようなので注目。その内容によっては、翌週のマイル戦に回る可能性もある。
●阪神芝1200m
カリブルヌス(牡、ビッグアーサー×ディリジェンテ、栗東・藤岡厩舎)
母は2勝。おじレッドヴェロシティ(現3勝、青葉賞3着)、ジェットモーション(現4勝)。坂路52秒3-13秒2。終いがかかったが、重い馬場で全体が52秒3なら優秀だ。鞍上は藤岡康騎手。
●新潟芝1400m
スカイロケット(牡、ジャスタウェイ×ティッカーテープ、栗東・須貝厩舎)
母はアメリカンオークスなど北米GⅠ2勝。調教はCW6F80秒3-64秒9-11秒7。5Fの時計は、19日木曜日・2歳CWの一番時計だ。初戦から好結果を期待したい。鞍上は西村淳騎手。
トラベログ(牝、グレーターロンドン×フィリス、美浦・岩戸厩舎)
半兄ナンヨーマーク(4勝)、半姉バートラムガーデン(4勝)、おばブロードストリート(ローズS勝ち馬)。2週前のウッドも良かったが、1週前の坂路52秒1-12秒1は、古馬も含めて木曜日の一番時計。同じく下河辺牧場生産でグレーターロンドン産駒のロンドンプランは新馬、小倉2歳Sと連勝。この流れに乗りたい。
シーサイドヒロイン(牝、スクリーンヒーロー×アットザシーサイド、美浦・武藤厩舎)母は4勝、桜花賞3着。祖母ルミナスハーバーは阪神JF3着。現状はまだ弱いところがあるようで、調教はポリトラックが中心。動きは悪くないようだ。鞍上は小林脩騎手。
◆新規入厩
バトルハーデン(牡、ドゥラメンテ×ラヴズオンリーミー、栗東・矢作厩舎)
半姉ラヴズオンリーユー(オークスなど国内外でGⅠ4勝)、半兄リアルスティール(GⅠドバイターフ勝ち馬)
クファシル(牡、モーリス×グルヴェイグ、栗東・池添学厩舎)
母はマーメイドS勝ち馬。半姉アンドヴァラナウト(ローズS勝ち馬、秋華賞3着)、ゴルトベルク(4勝)、おばアドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯2勝)、おじルーラーシップ(香港GⅠ勝ち馬)、フォゲッタブル(重賞2勝、菊花賞2着)
ギャングスター(牡、ロゴタイプ×パーソナルレジェンド、栗東・今野厩舎)
半兄ローマンレジェンド(交流GⅠ東京大賞典勝ち馬)、半姉ミラクルレジェンド(交流GⅠ3勝)
グロッターリエ(牡、ハービンジャー×マルシアーノ、美浦・栗田厩舎)
半姉エリカヴィータ(フローラS勝ち馬)、おじキンシャサノキセキ(高松宮記念2勝)
シェアザグローリー(牡、エピファネイア×シェアザストーリー、栗東・梅田厩舎)
半姉レッドクラウディア(交流GⅢ勝ち馬)、近親デュアリスト(現6勝、交流GⅡ勝ち馬)、アルーリングボイス(重賞2勝)
タッチウッド(牡、ドゥラメンテ×アメージングムーン、栗東・武幸厩舎)
半兄ノースブリッジ(現5勝、エプソムC勝ち馬)、おじローレルゲレイロ(GⅠ2勝)
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