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【2歳馬情報】セレクトセール1億越え!今週も期待の2歳馬たちがデビュー!
2022/10/31(月)
G1は一旦休みの今週末も、福島競馬の始まり、4つの重賞開催など、気の抜けない週末となりそうだ。そして今週も、活躍馬を近親にもつ良血馬やセレクトセール1億越えの大物候補など、期待の2歳馬たちが続々とデビューを予定している。そんな注目馬を、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆11月5日
●東京芝2000m
ジェイパームス(牡、ジャスタウェイ×キラーグレイシス、美浦・堀厩舎)
半兄キラーアビリティ(ホープフルS勝ち馬)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、ウッド6F83秒7-11秒5。「稽古は迫力満点の動き。力強いフォームで加速時のギアの入り方が速く、上がり1ハロン11秒台を連発。父譲りのいい瞬発力があり、末脚はかなり切れるイメージがある」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
ドゥヴァンスマン(牡、ハービンジャー×メルヴェイユドール、栗東・矢作厩舎)
母は3勝、マーメイドS3着。おじステイゴールド(GⅠ香港ヴァーズ勝ち馬)。1週前はCW6F83秒5-12秒6、2週前はパンサラッサの胸を借りCW6F81秒台の時計が出ており、いい状態でデビューを迎えられそうだ。鞍上は坂井騎手。
モルトヴェローチェ(牡、モーリス×モルトフェリーチェ、美浦・大竹厩舎)
半兄ケイティクレバー(平場3勝、若駒S1着、障害4勝)。調教はウッド6F83秒5-12秒4。2週前の芝からウッドに切り替え、デビューへ向け負荷も上がっている。
●東京ダート1600m
クロックフォード(牡、ロードカナロア×オメガインベガス、美浦・高木厩舎)
母は交流GⅡ関東オークス2着。おじアメリカズカップ(きさらぎ賞勝ち馬)、キングオブドラゴン(現4勝)。3週連続でウッド6F83~84秒台、1F11秒台後半の時計を出しており、仕上がりに抜かりはない。鞍上は菅原明騎手。
●阪神芝1400m
マテンロウシップ(牡、ルーラーシップ×フェアノータム、栗東・昆厩舎)
半姉ショウナンマハ(4勝)、フローラルパーク(3勝)。おばショウナンパントル(阪神JF勝ち馬)。派手な時計は出していないが、CWで長めから既に6本時計を出しており、乗り込み量は十分。現3歳世代では、マテンロウオリオン、マテンロウレオで旋風を起こした昆厩舎&寺田千代乃氏ライン。今世代も期待したい。
●阪神ダート1800m
ディンディンドン(牡、ドゥラメンテ×ベルアリュールⅡ、栗東・杉山晴厩舎)
半姉アドマイヤリード(ヴィクトリアマイル勝ち馬)、全姉ベルクレスタ(現1勝、アルテミスS2着)。セレクトセール1億1550万円(税込)。1週前調教は坂路52秒8-11秒9。1F11秒9は古馬を含めても(全部で5頭)、木曜日のベストタイムだ。鞍上は川田騎手。
◆11月6日
●東京芝1800m
レッドロスタム(牡、ロードカナロア×レッドメデューサ、美浦・国枝厩舎)
半姉レッドランディーニ(マーメイドS2着)、レッドフラヴィア(4勝)、ルージュラテール(現3勝)。調教は、2歳1勝クラスのダノンザタイガーを追走し、5F68秒4-11秒6の時計で少差先着。相手が持ったままとはいえ、調教駆けする馬に先着は評価できる。鞍上はルメール騎手
アルスアンティカ(牡、イスラボニータ×アルスフェルト、美浦・尾関厩舎)
母は2勝。近親オルフェーヴル(クラシック3冠含むGⅠ6勝)、ドリームジャーニー(有馬記念などGⅠ3勝)。ウッド5F68秒6-12秒2で、併せた新馬と併入。終いの時計も詰まり、デビュー戦へ向け徐々に良化している。鞍上は戸崎騎手。
●東京芝1400m
カフェブルーム(牝、ドレフォン×ピュクシス、美浦・堀厩舎)
おばアーモンドアイ(牝馬3冠含むGⅠ9勝)。調教はウッド6F84秒1-11秒8。「今週の追い切りではジェイパームスに遅れたが、こちらも楽に好時計が出ており、水準値をはるかに超えるレベル。勝ち気な性格のスピードタイプで、距離はマイルまでの印象」と記者の話。鞍上はCデムーロ騎手。
シャインジュエリー(牝、ドレフォン×ディープジュエリー、美浦・国枝厩舎)
母は新馬からスイートピーSまで3連勝。今週は全体時計が遅かったが、2週前はウッド5F68秒5-11秒7と終いまでしっかり時計が出ている。
●東京ダート1300m
クレセントウイング(牡、ロードカナロア×ウイングザムーン、美浦・手塚厩舎)
母は6勝、安土S1着。おじワンダープチュック(5勝)。2週前はウッド6F82秒台と全体時計が上々で、1週前は終い重点でウッド6F83秒9-11秒6をマークし、好調を維持している。
●阪神芝2000m
セッション(牡、シルバーステート×ミスドバウィ、栗東・斉藤崇厩舎)
母は4勝。半兄ソウテン(3勝)。1週前も悪くないが、特に良かったのは2週前。ラウダシオンと併入し、CW6F82秒2-12秒1の時計が出ている。「稽古は斉藤崇厩舎らしく、ウッドチップで長めからしっかりと負荷をかけて、量質ともに十分な内容。攻め駆けする厩舎の先輩ラウダシオンにも食らいつくほとで、能力はかなり高そう」と記者の話。鞍上は松山騎手。
ノーブルクライ(牡、ハーツクライ×ノーブルジュエリー、栗東・友道厩舎)
母は6勝、京都牝馬S3着。半兄レイオブウォーター(現3勝)、半姉ノーブルカリナン(3勝)。終い重点に、11月23日はCW1F11秒2の速い上り時計を記録。1週前の27日は、CW6F84秒8-11秒5で、アルゼンチン共和国杯の有力馬ヒートオンザビートに先着している。鞍上は福永騎手。
ポルトドール(牡、モーリス×レクレドール、栗東・池江厩舎)
母はローズS、クイーンS勝ち馬。半兄ベルーフ(京成杯勝ち馬)、クラージュドール(JRA5勝)。CW6F83秒0-11秒7。併せた新馬に僅かに遅れたものの、手応えには余裕があり、時計も水準レベルにはある。鞍上は川田騎手。
トノパー(牡、シルバーステート×セシャルマン、栗東・四位厩舎)
おじミヤジタイガ(弥生賞2着)。2週前までは軽めだったが、ピッチを上げた1週前はCW6F84秒2-11秒4と、終いに好時計をマークし、大きく前進中だ。
●阪神芝1600m(牝馬限定)
ベルシャンブル(牝、キズナ×シャンブルドット、栗東・中内田厩舎)
おばイルーシヴウェーヴ(GⅠフランス1000ギニー勝ち馬)。先週のデビュー予定もあったが、更なる良化を求め1週延ばしてきた。CW5F68秒3-11秒3と余力を残して終いに好タイムをマークし、デビュー勝ちへ向けムードは高まる。鞍上は藤岡佑騎手。
ドナウパール(牝、エピファイネイア×ドナウブルー、栗東・斉藤崇厩舎)
母は重賞2勝、GⅠ2着。半姉ドナウデルタ(6勝、阪神牝馬S3着)、おばジェンティルドンナ(GⅠ7勝)。坂路54秒3-13秒5で、未勝利馬に遅れている。現状は若さが目立つようで、そのあたりが調教時計にも出ているのだろう。まだまだ変わり身の余地はある。鞍上は団野騎手。
●福島芝1200m
シンデレラスマイル(牝、キンシャサノキセキ×ポエティックターン、美浦・武藤厩舎)
半兄アポロチーター(2勝)。坂路を中心に乗り込まれ、2週前までは目立たなかったが、1週前は52秒8-12秒4を軽くマーク。デビュー勝ちに近づいている。
◆新規入厩
アヴィオンドール(牝、ドゥラメンテ×リュヌドール、美浦・手塚厩舎)
半兄フィエールマン(天皇賞・春などGⅠ3勝)
キャッスルクラス(牡、モーリス×キングスローズ、美浦・国枝厩舎)
母はニュージーランド3歳牝馬チャンピオン、半兄サトノアーサー(重賞2勝)
マルディランダ(牡、イスラボニータ×マルバイユ、美浦・金成厩舎)
半姉マルセリーナ(桜花賞勝ち馬)、半兄グランデッツァ(スプリングSなど重賞3勝)
シェケラート(牝、ハーツクライ×バディーラ、栗東・須貝厩舎)
半兄ダノンプラチナ(朝日杯FS勝ち馬)
ウインエレナ(牝、ロードカナロア×サマーエタニティ、美浦・畠山厩舎)
半兄ウインブライト(香港GⅠ2勝)、半姉ウインファビラス(阪神JF2着)
フォスティーヌ(牝、ジャスタウェイ×カンビーナ、美浦・戸田厩舎)
半兄ファルコニア(現6勝、京成杯AH勝ち馬)、トーセンカンビーナ(現4勝、阪神大賞典2着)、トーセンリョウ(現2戦2勝)
サウンドジャッカル(牡、ロードカナロア×サウンドバリアー、栗東・安達厩舎)
半姉サウンドキアラ(重賞3勝、ヴィクトリアマイル2着)
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