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【2歳馬情報】セレクトセール2億8600万円。今週も期待の良血馬たちがデビュー!
2022/11/14(月)
阪神競馬場にて、秋のマイル王者決定戦G1・マイルチャンピオンシップが開催される今週末。活躍馬を近親にもつ馬やセレクトセール2億越えの良血馬など、期待の若駒たちも続々とデビューを予定している。そんな注目馬を、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆11月19日
●東京芝1600m(牝馬限定)
サトノクレア(牝、ロードカナロア×サトノユリア、美浦・宮田厩舎)
3代母はエアグルーヴ(天皇賞・秋、オークス勝ち馬)、近親ドゥラメンテ(皐月賞、ダービー勝ち馬)、アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯2回)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)はウッド6F82秒6-11秒8を、余裕をもってマークし、3頭併せで併入。仕上がりは順調に進んでいる。
●東京ダート1400m
ホロニックパス(牡、ジャスタウェイ×スウィートハース、美浦・菊沢厩舎)
半姉ラテュロス(3勝、秋華賞5着)。ウッド6F82秒8-11秒6と上々の時計で、古馬3勝クラスに併入を果たしている。初戦から好勝負を期待して良さそうだ。鞍上は横山武史騎手。
ディヴァーザウェイ(牡、ジャスタウェイ×ネイティヴコード、美浦・伊藤圭厩舎)
半兄シャマル(交流重賞3勝)。2週前までは目立たなかったが、1週前は坂路52秒9-12秒7と時計を大きく詰めており、レースへ向け上昇中だ。
●福島芝1800m
ジアッシズ(牝、ロゴタイプ×ウィケットキーパー、栗東・牧田厩舎)
母は4勝。半姉ヘライア(現3勝)、おじストロングリターン(安田記念勝ち馬)。調教はCW6F83秒4-11秒8。1週前になって時計を詰めており、更に上積みを図りたい。鞍上は菱田騎手。
ロフティーイデアル(牝、サトノクラウン×ロフティーエイム、美浦・林厩舎)
母は福島牝馬S勝ち馬。半兄エイムアンドエンド(共同通信杯3着)、おばメーデイア(交流GⅠJBCレディスクラシック勝ち馬)。調教はウッド5F71秒0-12秒6で、併せた2歳1勝馬に遅れ。重賞好走実績のある兄エイムアンドエンドも初戦は負けており、この馬も叩いてからかもしれない。鞍上は横山琉人騎手。
◆11月20日
●東京芝2000m
サヴィトリ(牝、ハービンジャー×シャクンタラー、美浦・中川厩舎)
母は2勝。おじノーステア(5勝)。CW6F69秒0-12秒7で、3頭併せで遅れ。現状は動けていないが、牧場では550キロもあった大型馬で、この先の変わり身は十分に見込める。なお同週の福島芝1800mに出走の可能性もある。
●東京芝1400m
クワイエットドーン(牡、ダイワメジャー×ウェイクミーアップ、栗東・矢作厩舎)
半兄ジュンヴァルロ(デビューから2連勝)、おじドーンアプローチ(アイルランド、イギリスでGⅠ4勝)。CW6F80秒0-12秒0。併せた相手がマイルCS出走予定のホウオウアマゾンでさすがに遅れたが、全体時計は優秀だ。鞍上はマーカンド騎手。
サトノガレオン(牡、ロードカナロア×スウィーティーガール、美浦・堀厩舎)
母はアルゼンチンのGⅠ勝ち馬。調教はウッド6F85秒4-11秒5。「厩舎の格上馬と併せても食らいついており、水準値を超える動きと攻め時計。血統背景や、前向きな気性から活躍の場はマイル以下か」と記者の話。鞍上は横山武史騎手。
スズハローム(牡、サトノダイヤモンド×アイライン、美浦・高橋裕厩舎)
母はJRA4勝、地方3勝。おじエキマエ(交流GⅡ勝ち馬)。調教はウッド6F82秒6-11秒0。内目をまわったとはいえ終い1F11秒0は、古馬を含めても10日の一番時計だ。
●阪神芝2000m
ブリックスダール(牡、サトノクラウン×グレイシアブルー、栗東・清水久厩舎)
半姉メールドグラース(豪州GⅠコーフィールドC勝ち馬)、半兄シルブロン(現3勝)、おじグラスボンバー(福島記念勝ち馬)。調教はCW6F82秒4-12秒0と上々の時計が出ている。鞍上はCデムーロ騎手。
ソレイユヴィータ(牝、スクリーンヒーロー×スターペスミツコ、栗東・杉山晴厩舎)
半兄メイショウナルト(小倉記念など重賞2勝)、エピカリス(交流GⅢ勝ち馬、GⅡUAEダービー2着)、半姉キムケンドリーム(現4勝)。2週前は坂路で53秒7-12秒1、1週前はCW6F83秒7-11秒6とともに水準レベルはクリアしている。
●阪神芝1800m
ショウナンバシット(牡、シルバーステート×ギエム、栗東・武幸厩舎)
おじスーパーフェザー(現4勝、小倉記念3着)、祖母オーサムフェザー(北米GⅠ2勝)。セレクトセール2億8600万円(税込)。CW6F82秒9-11秒2と終いの1Fも速いが、更に3Fの35秒6は相当な時計。注目のデビュー戦だ。
エアメテオラ(牡、Goldencents×Nokaze、栗東・池添学厩舎)
半兄エアアルマス(現7勝、東海S勝ち馬)、エアファンディタ(現5勝)、エアサージュ(現3勝)。CW6F84秒2-11秒5で、調教駆けするドゥラエレーデに先着している。「この血筋は筋骨隆々ながら、芝に対応できるスピードがあるのが特徴。本馬もパワーがありながら加速時の走りが良く、上同様に問題なく芝もこなせるだろう」とは記者の話。鞍上は松山騎手。
パスカリ(牝、エピファネイア×イングリッド、栗東・杉山晴厩舎)
母は4戦3勝。半兄キングリッド(平場4勝、障害1勝)、おばアンチュラス(ファンタジーS2着)。CW6F83秒2-11秒6で、併せた相手に先着。動きも良いようで、デビューへ向け陣営のムードも高まっている。鞍上は和田竜騎手。
ジャクソンルーツ(牡、キズナ×プレシャライジング、栗東・友道厩舎)
おばゼニヤッタ(ブリーダーズクラシックなど北米GⅠ13勝)、バランス(北米GⅠ3勝)。セレクトセール1億1000万円(税込)。調教はCW6F85秒9-11秒3。「10月上旬の入厩からプールを併用して、丹念に乗り込みを消化。ウッドチップでは終い1ハロン11秒台前半を連発しており、瞬発力は非凡なモノがある」と記者の話。鞍上は武豊騎手。
ミルザム(牝、サトノダイヤモンド×プロクリス、栗東・牧田厩舎)
母は4勝。近親クロノジェネシス(有馬記念などGⅠ4勝)、ノームコア(香港CなどGⅠ2勝)。CW6F83秒6-11秒9で、併せた新馬に遅れたが、時計は出てる。鞍上はCデムーロ騎手。
●福島ダート1700m
パルクリチュード(牝、Gun Runner×グローバルビューティ、栗東・松永幹厩舎)
母はアルゼンチンGⅠ勝ち馬。調教はCW6F85秒1-12秒2。2週前もCWで1F12秒0で締めている。鞍上は西村淳騎手。
◆新規入厩
トラストエムシー(牡、ブラックタイド×トゥーピー、栗東・北出厩舎)
半兄サトノラーゼン(京都新聞杯勝ち馬、ダービー2着)、サトノクロニクル(チャレンジC勝ち馬)
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