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【3歳馬情報】今週からは三場開催!注目の3歳馬たちがデビュー!
2023/1/9(月)
中山、中京、小倉の三場開催となる今週末。3歳馬たちにとっては、来たるクラシックに向けて少しでも早く勝利が欲しいところ。そして今週も、注目の3歳馬たちがデビューを控えている。そんな注目馬を、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆1月14日
●中山芝1600m
ダールフルート(牡、エピファネイア×ルタンデスリーズ、美浦・高木厩舎)
半兄はデビューから2連勝したゼットリヨン、おじタイセイアトム(ガーネットS勝ち馬)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)はウッド6F84秒1-11秒5の好時計を余裕をもってマークし、オープン馬のバトルクライと併入。初戦から好勝負を期待できる。
エリカソレイユ(牝、ミッキーアイル×レツィーナ、美浦・国枝厩舎)
半兄ハーツイストワール(現5勝、アルゼンチン共和国杯2着)。調教はウッド6F84秒9-11秒9。「昨年秋に入厩したが、成長を促されての再仕上げ。気性も考慮して軽め中心でも、終い1ハロン11秒台で動いており、水準値以上の動き」と記者の話。国枝厩舎ゆえ初戦は微妙も、先々まで注目したい。
ルージュセイレーン(牝、エピファネイア×タイムレスメロディ、美浦・栗田厩舎)
母は1勝。おじロジユニヴァース(日本ダービー勝ち馬)。調教はウッド5F68秒3-12秒3の時計をマークし、3頭併せで併入。速めの時計が少ないので、除外によりデビューが1週伸びたことはプラスになりそうだ。鞍上は菅原明騎手。
アンチフラジャイル(牡、ファインニードル×アメイジングライト、美浦・尾関厩舎)
おじレシプロケイト(現5勝)。調教は坂路で53秒3-12秒1と終いに上々の時計が出ている。先日のジュニアC(中山芝1600m)では、ファインニードル産駒のクルゼイロドスルが4馬身差の楽勝。同じ父を持つ本馬も、中山マイルで勢いをつけたい。
●中山ダート1800m(牝馬限定)
サクラグラシュー(牝、コパノリッキー×シロガネーゼカフェ、美浦・伊藤圭厩舎)
半兄サクラアリュール(シリウスS2着)。調教はウッド6F82秒8-12秒6。内を回ったこともあり全体時計は上々。これで終いの時計も詰まれば合格点だ。
イスラブリーサ(牝、イスラボニータ×クラウンプリンセス、美浦・武井厩舎)
母は7勝、小倉記念3着。おじリーチザクラウン(重賞2勝、日本ダービー2着)。調教は1月3日にウッド6F83秒ー12秒3、1月6日には坂路で53秒1-12秒9と短い間隔で速めの時計を2本出し、デビューへ向け急ピッチに仕上がってきている。
◆1月15日
●中山ダート1800m
レッドフローガ(牡、ロードカナロア×ロマンシングジェム、美浦・加藤征厩舎)
母は3勝。おじフィエロ(マイルCS2着2回)。調教はウッド6F83秒9-12秒5と水準レベルには達している。1月5日時点で現3歳世代は19頭デビューしている加藤征厩舎だが、勝ち上がったのは1頭のみ。そろそろエンジンをかけていきたい。鞍上はルメール騎手。
●中京芝2000m
グランデサラス(牡、エピファネイア×シャッセロール、栗東・池添学厩舎)
半兄プラダリア(青葉賞勝ち馬)。調教はCW6F82秒3-11秒8。「スパッと切れる脚はないが、加速してからの走りが力強く、持久力ある伸び脚。父は変わったが、適性は兄同様に芝の中距離と思われる」と記者の話。鞍上は松山騎手。
ヴォレトンクール(牝、リアルスティール×アイムユアーズ、栗東・斉藤崇厩舎)
母は重賞4勝、桜花賞3着。半兄スワーヴエルメ(現3勝)。CW6F87秒1-11秒4と全体時計は遅いが、終い重点に11秒台の時計を連発しており、レースでも末脚に期待したい。鞍上はイーガン騎手。
エアミュニュレ(牡、ハービンジャー×エアマグダラ、栗東・新谷厩舎)
母は4勝。半兄エアアンセム(函館記念勝ち馬)、おばエアメサイア(秋華賞勝ち馬)、おじエアシェイディ(アメリカJCC勝ち馬、有馬記念3着2回)。調教はCW6F84秒0-12秒3。最終調教で、更に時計を詰めていきたい。
●中京ダート1800m(牝馬限定)
コリアンドリ(牝、エピファネイア×アスクデピュティ、栗東・大久保厩舎)
母は5勝。半兄ミュゼスルタン(新潟2歳S勝ち馬)、祖母マルカコマチ(京都牝馬S勝ち馬)。1週前はダート(E)コースでゲートからの時計。12月15日の段階で坂路52秒8-12秒4の時計が出ており、仕上がりは進んでいる。
キスオンザチーク(牝、Curlin×エスキモーキセス、栗東・松永幹厩舎)
母は北米GⅠ勝ち馬。年末の時計は平凡だったが、1月4日はCW6F81秒7-12秒8。上りは少々かかったが、全体時計は速く、レースへ向け上昇中だ。鞍上は横山典騎手。
●小倉芝1200m
ジャミーレ(牝、リアルインパクト×シンハリーズ、栗東・斉藤崇厩舎)
半姉シンハライト(オークス勝ち馬)、リラヴァティ(マーメイドS勝ち馬)、半兄アダムスピーク(ラジオNIKKEI杯2歳S勝ち馬)。1月4日の坂路は52秒3-12秒7。12月28日は坂路52秒2-12秒0の好時計を出しており、初戦から好結果を期待できる。
アスクダイアムーン(牡、ミッキーアイル×エルフィンコーブ、栗東・武幸厩舎)
母は4勝。調教は坂路52秒8-12秒5。「父譲りのいいスピードがあり、坂路を上々の時計で駆け上がっている。切れ味に秀でたタイプではないがスプリント適性は高く、距離は1200mから保って1400mまでか」と記者の話。鞍上は浜中騎手。
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