【ニュージーランドT】21年には上位独占も!? 盲点になりやすい「好走馬の共通点」を満たした注目2騎

中山で芙蓉S優勝経験があるシーウィザード

中山で芙蓉S優勝経験があるシーウィザード


ニュージーランドトロフィー(G2、中山芝1600m)はNHKマイルCのトライアルレース。1600m適性の高い3歳馬が揃う一戦だけに、過去のマイル実績は気になってしまいますよね。

しかし、本当に見るべきなのは「1600m実績」ではありません!

近年のニュージーランドTでは意外にも「芝1800m~2000m」で勝利を挙げたことのある馬が活躍しているんです!

▼「芝1800~2000m」で勝利実績があった好走馬(過去3年)
20年2着 シーズンズギフト(5人気)
→若竹賞(中山芝1800m)1着

20年3着 ウイングレイテスト(7人気)
→未勝利(福島芝1800m)1着

21年1着 バスラットレオン(2人気)
→新馬(札幌芝1800m)1着

21年2着 タイムトゥヘヴン(3人気)
→未勝利(中山芝2000m)1着

21年3着 シティレインボー(11人気)
→未勝利(札幌芝1800m)1着

22年3着 リューベック(6人気)
→若駒S(中京芝2000m)1着など

21年には1~3着馬全てがこの条件に該当。11番人気で3着に入り好配当を演出したシティレインボーも含まれています。

ニュージーランドTは先にも述べたようにNHKマイルCのトライアルレースですが、近年は少しメンバーの傾向が変化。当初からマイル路線を歩んでいた馬ではなく、桜花賞・皐月賞で賞金の足らなかった馬がスライドして出走するケースが増えました。

一般的に牡馬・牝馬ともにクラシック路線ほどレベルが高いため、仮に路線から漏れた馬だとしても実力は水準以上。

ことマイル戦のニュージーランドTでは「1600m実績」に注目が集まりやすいため、1800~2000mの中距離実績がある馬はかなりオイシイ存在といえます!

今年の出走馬で「芝1800~2000m」で勝利実績があった馬は意外と少なく、こちらの2頭のみ!

シーウィザード
芙蓉S(中山芝2000m)1着など

モリアーナ
コスモス賞(札幌芝1800m)1着

2頭ともG1出走歴があるように、潜在能力はメンバー中でも上位。強敵相手に戦ってきた実績と中距離でも勝てる実力は要注目です!