【NHKマイルC】桜花賞と皐月賞も該当馬が勝利!昨年は1~3着独占「好走馬の調教パターン」に合致した特注馬

ニュージーランドTから巻き返しを狙うドルチェモア

ニュージーランドTから巻き返しを狙うドルチェモア

NHKマイルカップ(G1、芝1600m)には、5年続けて該当馬が上位を独占している「好走馬の調教パターン」があります。

コレはスゴいですよ? NHKマイルCと同じく3歳限定G1の桜花賞リバティアイランド、皐月賞ソールオリエンスと該当馬が2連勝中!

先週の天皇賞・春も、「好走馬の調教パターン」に該当したディープボンド(5人気) が2着と絶好調なんです。

百聞は一見にしかず。過去5年の1~3着馬15頭のうち、11頭が「栗東坂路で調整された関西馬」で、「最終追いが4ハロン53秒0より“遅い時計”」という共通点がありました。

▼「好走馬の調教パターン」該当例(過去5年)
●22年
1着 ダノンスコーピオン(4人気)
→4ハロン54秒2(馬なり)

2着 マテンロウオリオン(3人気)
→4ハロン53秒9(馬なり)

3着 カワキタレブリー(18人気)
→4ハロン54秒8(馬なり)

●21年
3着 グレナディアガーズ(1人気)
→4ハロン54秒9(馬なり)

●20年
2着 レシステンシア(1人気)
→4ハロン56秒5(馬なり)

3着 ギルデッドミラー(6人気)
→4ハロン53秒3(馬なり)

●19年
1着 アドマイヤマーズ(2人気)
→4ハロン56秒6(馬なり)

2着 ケイデンスコール(14人気)
→4ハロン55秒3(一杯)

3着 カテドラル(7人気)
→4ハロン57秒2(馬なり)

●18年
1着 ケイアイノーテック(6人気)
→4ハロン53秒9(一杯)

3着 レッドヴェイロン(9人気)
→4ハロン53秒9(一杯)

ポイントは最終追いで速いタイムはなく、大半の馬がG1前の最終調整としては平凡な時計を出していたこと。

NHKマイルCに出走する関西馬は東京までの輸送が控えているため、1週前に実質的な追い切りを済ませ、レース当週は軽めにとどめる調整方法が主流となっています。

また昨年4番人気で勝利したダノンスコーピオンなど、トライアル競走に使ってレース間隔が詰まっている関西馬も同様。前走の時点で走れる状態に仕上がっており、無理に時計を出す必要はないんです。

事実、11頭中、8頭の手応えが「馬なり」だったことも注目。これはレース当週に速い追い切りをしなくても、力を出せる状態に仕上がっている裏付けと言えるでしょう。

今年、「栗東坂路で調整された関西馬」で、「最終追いが4ハロン53秒0より“遅い時計”」を「馬なり」で出した馬の中で注目はドルチェモアです。

ドルチェモアは1週前に重馬場の栗東ウッドで、5ハロン64秒3(一杯)の好時計。レース当週は栗東坂路で4ハロン55秒1(馬なり)と「1週前に好時計→レース当週は軽め」という、NHKマイルCの「好走馬の調教パターン」に該当する調教特注馬になります!

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