【ヴィクトリアマイル】左回り歓迎!スターズオンアースが久々のマイルで勝利を狙う

22年オークス以来の1着を狙うスターズオンアース

22年オークス以来の1着を狙うスターズオンアース


ヴィクトリアマイル
スターズオンアース
佐藤二朗助手

——前走の大阪杯当日のスターズオンアースの仕上がりについて、どのように感じられましたか。

佐藤助手(以下、佐):馬体重が増えていましたが成長分のものですし、太め感はありませんでした。精神的にも落ち着いて良い雰囲気で、長期休養明けとしては良い仕上がりだったと感じました。

——レース内容、スターズオンアース自身のパフォーマンスを振り返っていかがですか。

佐:ゲート自体は出たと思いますが、その後ゴチャついて良いポジションを取れなかったことが響いたかと思います。ただ最後もしっかり脚を使っていましたし、休み明けとしては良いパフォーマンスを見せてくれたと思います。

——レース後の過ごし方を教えてください。

佐:レース後は一旦山元トレセンへ放牧に出して、レースから逆算して帰厩しました。

——今回は久し振りのマイル戦になりますが、それに向けた調整など考えていらっしゃいますか。

佐:いえ、いつも通りのパターンで調整を進めています。ここ最近の流れと同じく2週前追い切りは自分が乗って、1週前は杉原騎手、最終追い切りはルメール騎手に乗ってもらう予定です。

——2週前追い切りの感触はいかがでしたか。

佐:大阪杯のときの2週前追い切りと比べて、体が使えている印象を受けました。大阪杯のときもしっかり動けてはいましたが、長期休養明けに加えて右回りでの追い切りだったこともあってか、少しモタれたり少し重い感じもあったかなと。

今回は左回りでの追い切りだったので、モタれはありませんでした。競馬を使って気が乗っている分少し行きたがるところを見せていましたが、ちゃんとおさまりますし終いも脚を使えていたので、前走と比べても良くなっていると思います。

——1週前追い切りの動きはいかがでしたか。

佐:時計自体は出ていますが、杉原騎手の話では「この馬に対する期待が高い分あえて厳しく言うと、動けていますが大阪杯と比べてもう一段階良くなるはずです」ということでした。バランスを整えながら出走までの調整を工夫していく予定です。

——約1年前にオークスを勝って牝馬2冠を達成されました。あの頃と比べて馬の成長を感じる点は。

佐:数字でも見た目でも、馬体が大きくなっています。大阪杯を使った分もありますが、この中間は普段からの行きっぷりが良くなっていて1年前と比べて抑えるのがしんどいですよ。それだけ馬にパワーが付いているんでしょうね。

——最後に東京マイルという舞台への見通しをお願いします。

佐:マイルは久々ですが、桜花賞を勝っていますからね。左回りは合いますし、トビが大きいのでコーナーがゆったりとして走りやすいのも良いですね。終いがしっかりしているので、長い直線もプラス材料です。