節目まであと一つ 早く決めたいです【柴山雄一コラム】

柴山雄一

名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。


先週から函館での騎乗が始まりました。馬場もいいし、気持ちのいい環境だと感じさせられます。先週は雨予報でもあったので止んでくれたのは何よりです。開幕週はディープレイヤーが5着でした。もう少し直線でスムーズだったら、もっと上もありそうな内容。この時季は3歳が有利にはなりますが、チャンスのある馬でした。今後は状態を踏まえ、来週か再来週に使うようです。

今週の騎乗馬では、土曜のエフティゲイルは先週に使う予定でしたが、入らずにスライド。ただ、かなりの大型なので追い切りの感触では延びたことで逆に良くなったと思います。

日曜のヤマニンドナティは先週の芝のレースがもっとやれるかと思っていただけに、案外な内容でした。前半はヤル気があって良かったけど、3コーナーくらいから全然手応えがなくなってしまい、気性的な問題を感じさせました。ただ、もうちょっとやれていいと思いますし、ワンペース的なところがあるのでダートで補えればいいですね。

フェスティヴビームはこっちの馬場でこれだけ動いていればいいかなという追い切りでした。終いまでしっかり動けていますし、近走の成績よりやれていいと思います。

今週はジョッキーも参加していたゴルフへ。函館にスポット参戦していたジョッキーも参加していました。普段、あまり接することのない方ともやり取りする機会があって有意義な時間を過ごせましたよ。

そして、自分自身は600勝の節目にリーチが掛かっています。可能であれば、縁のある勝負服で達成したいものです。なかなかチャンスのない状況ですが、北海道の内には達成したいですね。